|
カテゴリ:カテゴリ未分類
3. なぜ「英国」だったのか。
ブリティッシュ・カウンシルに入る前に もう1つ付け加えておきたい。 なぜ英国に行こうと思ったのか。 そんなに難しい理由はなかった。 簡単な消去法である。 まず、アメリカには行きたくなかったのである。 日本で留学というと、まずアメリカだ。 日本の学者、役人、企業派遣から政治家の子弟まで、 政治学系の学問での留学というとまずアメリカに行く。 日本の政界でアメリカ留学は全然珍しくないのである。 希少価値がない。だから却下。 じゃあ、他の国はというと、 ドイツ、フランス、イタリアは 語学ができないから留学は不可能。 今から新たにゼロから語学をやる時間も金もない。 英語圏でも、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、 などはちょっとマイナーだ。 日本でこれらの国に留学するのがどれくらい価値あるのか、 ちょっとわからない。 残ったのが、イギリスだった。 英語圏である。 アメリカの次に留学の価値があると思われる。 今思えば、誠に浅はかな考えだった。 もちろん議会制民主主義、 政治思想の本家本元であることは頭にはあった。 あと、日本の政界でイギリスの政治制度を参考に 制度改革をしようという流れがあった。 小選挙区制の導入、国会での党首討論の導入などである。 いずれにせよ、素人の、非常に浅はかな考えの域でしかない。 私の留学準備は非常にいいかげんにスタートしたのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年10月12日 07時51分25秒
|