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2006年02月22日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
さて、「個人競技とチームワーク」その2。
話は昨年夏、私が日本に一時帰国していた時。

私の大学の部の3年後輩で
学連幹事長の後輩で、
たこちゅー商事の後輩でもある(苦笑)
J君から、


「折り入ってご相談がありまして」

と連絡が来た。
それで会うことになって、
居酒屋で酒を飲みながら
J君の話を聞くことにした。

「11月にハンガリー・ブダペストで
世界学生選手権(ユニバ・カップ)があり、
私がその監督になりました。

つきましては、
かみぽこさんのお力を
お借りしたいのです。

遠征のスタッフに加わっていただけませんか?
主な仕事は通訳になりますが。」


ということだった。

「お前、この試合って世界選手権だろ?
お金を出してでも経験豊富な通訳を
雇ったほうがいいんじゃねえか?

ドイツに確かいただろ。
日本連盟の関係の人が。
その人に頼んだらどうだ?
俺は、試合のルールも忘れちゃったし、
専門用語を英語でなんというかもわからない。

行っても役に立たんぞ。」

私は最初、やんわりと断るつもりだった。
しかし、J君はこう言った。

「そのドイツの方は、
昨年のユニバ・カップの遠征に
通訳で帯同したそうです。

しかし、私は監督として
かみぽこさんにぜひ
お願いしたいんです。

よろしくお願いします!」

テーブルに頭を
こすりつけんばかりに
お願いされたので、

「わかった、J!
やるから、やるから、
頭を上げろ。」

ということで、
私は引き受けざるを得なかった。(苦笑)

しかし、私は
なんでJ君が
私のスタッフ入りに
これほどこだわるのか
考えてみた。

まず、J君が監督になった
経緯を聞いてみた。


昨年の1月のことだった。
世界学生連盟から
ユニバ・カップ参加打診の
FAXが日本連盟に届いて
まず監督の選考があったそうだ。

この競技はアテネ五輪で
惨敗していたこともあり、
再出発という意味で、
若手の指導者を
監督に抜擢しようと
いうことになったそうだ。

それで最初は、大学出身でかつ
選手としても全日本級の
実績がある人に打診してみたが、
いろんな都合で次々と断られ、
最後に私の出身校でコーチをしていた
J君に話が来た。

日本連盟の理事会に呼ばれたJ君は

「それで、監督として
私は何を目標にすればいいですか?」

と聞いた。
理事たちの答えはこうだった。

「そうだなあ。
とりあえず行くからには
メダルを取って来い。」

「わかりました。
では、私が監督を引き受ける条件として
合宿をやらせてほしいと思います。」

J君は答えた。

「合宿?なんで合宿が必要なんだ??」

個人競技に合宿が必要なのかという
理事の声もあったが、
J君はとにかく合宿が認められなければ
監督は引き受けないと突っ張り、
最終的にそれは認められた。

選手の選考会は6月に行われ、
男女ともに上位4人が選考された。
実際にユニバ・カップに出場するのは
このうち3人、1人は合宿後
振るい落とすということで
4人選考されていた。

合宿は2回行われることになっている
ということだった。

(なんでJは合宿を行うことに
こだわってるんだろう。。。)

これがJ君の話を聞き終わった時の
私の疑問だった。

しかし、その時はJ君には
あえて何も聞かなかった。

あんまり細かいことまで
言わせるのは野暮だなと
思ったからだ。

J君と私は
大学、部、学連、会社の後輩で
いわば義兄弟みたいなもんだ。

会社を辞めることを決めた時
最初にそれを打ち明けたのも
J君だった。

あいつが考えていることくらい
何も言われなくても
理解しなきゃと思ったし、
あいつに説明されて
理解するんじゃなくて
自分自身でそれを
しっかり消化したかった。

J君の考えは
次第にわかってきた。。。

2回の合宿のうち
最初の合宿は
私が日本滞在中に
行われたので、
私も選手との顔合わせに
合宿所に出かけた。

選手達は
うちの学校の日本人会の
若い衆たちと
ほとんど同じ年代なのだが、
ずいぶん感じが違うもんだな
と思った。

素朴な感じというかね。

しかし、やっぱり
目つきがしっかりしている。

高校時代からハイレベルな
勝負の世界で生きてきている子たち、
中には五輪候補選手もいるらしい。
勝負師の目だ。

これはうちの学校には
いないなと思った。

J君の話を聞いた。

合宿ではナショナルチームの
コーチを招いての技術指導、
栄養学の講義などと同時に、

「馬鹿なこともたくさんやらせました。」

馬鹿なことって。。。(苦笑)

「朝、起床したら
合宿所の周囲を散歩。

そして歩きながら
大声で歌を歌わせるとか。。。」

はあっ?(笑)

「映画も観せました。
アメリカ代表アイスホッケーチームが
ただの寄せ集め集団から
1つのチームにまとまっていく映画。」

はあっ??(笑)

「でも、大体わかってきました。
選手1人1人が。」

そうなの???(笑)

その後、私は英国に戻ったが、
1ヵ月後、2回目の合宿が終わった後、
J君から報告のメールが来た。

「合宿が終わりまして、
女子は選考会の上位3人を
順当に選びました。

しかし、男子は選考会1位の○○
を外して2-4位の選手を
選びました。

○○を外した理由は。。。。」

なるほど。。。

私はこのメールを読み終わって、
J君が学生代表監督として
何を考えているのかが
はっきりとわかった。

そして、私がやるべきことは
なんなのかもはっきりとわかった。

いよいよ舞台は11月、
ハンガリーに移ります。

それでは、その3へ。(苦笑)





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最終更新日  2006年02月27日 01時34分32秒



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