映画 「夕凪の街 桜の国」
7月28日、全国の劇場で公開される映画「夕凪の街 桜の国」。平成16年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門「大賞受賞」 のこうの史代原作「夕凪の町 桜の国」を映画化したものです。原爆投下から13年が経った広島で暮らす皆実(麻生久美子)と、半世紀後の現代を生きる皆実の姪、七波(田中麗奈)の紡ぎ出す、そんな2つの物語。先日、先行上映試写会が行われたようで、いろいろな方のブログで映画の感想が書かれていました。感想は・・・、今までに「原爆」や「戦争」に関する本を読んだり、映画やドラマも観てきました。戦争の悲惨さ、残酷さを理解しているつもりでいたけれど・・・、実はまったく理解できていなかったことに、気づかされました。戦争が終わって長い歳月が経った今現在でも、被爆者への差別や偏見が残っているなんて・・・・。知らずに今まで生きていた自分が、恥ずかしいです。ある方のブログに記されていた言葉、≪ 今もヒロシマは続いている ≫。なんだかとても切なく、胸が苦しくなりました。私もこの映画を観て、原作を読んで、もっと深くいろいろ考えなくちゃいけないと思いました。今、生きていることの幸せを、平和であることの幸せをもっともっと感じて、そして、子供たちへこの思いを伝えていきたいなと思います。夕凪の街 桜の国オフィシャルブログもスタートしているようですよ。佐々部清監督などが、「両親からどんなものを受け継いできましたか?」という質問に答えているのが印象的です。そういえば、私が両親から受け継いできたものって何だろう??と、考えちゃいました。佐々部監督と似ていて、「家族や子ども、周りの人たちを愛する気持ち」かな。私の両親は、私たち姉妹のことを思いっきり愛してくれています。10代の頃はその優しさを嫌がったり、重く感じたりしていたけれど、大人になって家庭を持ち、子供が生まれた今、それがどれだけありがたいことかが、痛いくらい分かるようになりました。両親から受け継いだ「愛情」を、私も子供へたくさん注いでいきたいと思います。7月28日公開の映画「夕凪の街 桜の国」。ご興味をお持ちの方は、夕凪の街 桜の国オフィシャルブログへ、是非アクセスしてみてください。