カテゴリ:我*日記
海の向こうに 第三話 「橋をわたる」アップしました。 ↑↑ クリックしてもらうと掲載ページにジャンプします。 ------- 昨日は新宿・都庁に初めて行ってきた。 夜景を観るため最上階に上がると、結構な込みよう。 外国人のおじちゃんおばちゃんと肩を並べて 東京の空中散歩を楽しんだ。 ** それにしても、行き帰りの電車は 混んでいたのに、ほぼ座れた。 小さな子を抱えて立っていると「どうぞ」といって 席を譲ってくれる人がいたのだ。 「いいですよ、いいですよ」 「いえいえ、どうぞ」 うれしくて座らせてもらう。 一人目はお兄さん、二人目はお姉さんだったのだが、 このお姉さんは、すんごい高い(8センチはあった)、かっこいいヒールを履いていた。 しかも、その後も長い間電車に乗っていたので気の毒になってしまった。 早く彼女のための席が空かないかなぁと思っていた。 彼女も多分しんどいのだろう、手にした小説もそこそこに 駅で人が乗り降りするたびに席をチラ見するのだが、 なかなか椅子取りゲームに勝利できない。 僕が替わってあげようかと思ったけど、きっと断られる。 僕は何だか、気の毒と同時に、ほほえましい気持ちになった。 「いいんです。どうぞ」 と言ってゆずってくれた彼女の笑顔を思い出しながら、 僕はしばらく、彼女の苦闘の様子を目を細めて眺めていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.08 10:01:08
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