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2007.04.08
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カテゴリ:我*日記



海の向こうに 第三話 「橋をわたる」アップしました。

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昨日は新宿・都庁に初めて行ってきた。

夜景を観るため最上階に上がると、結構な込みよう。

外国人のおじちゃんおばちゃんと肩を並べて

東京の空中散歩を楽しんだ。

**

それにしても、行き帰りの電車は

混んでいたのに、ほぼ座れた。

小さな子を抱えて立っていると「どうぞ」といって

席を譲ってくれる人がいたのだ。



「いいですよ、いいですよ」

「いえいえ、どうぞ」



うれしくて座らせてもらう。



一人目はお兄さん、二人目はお姉さんだったのだが、

このお姉さんは、すんごい高い(8センチはあった)、かっこいいヒールを履いていた。

しかも、その後も長い間電車に乗っていたので気の毒になってしまった。

早く彼女のための席が空かないかなぁと思っていた。

彼女も多分しんどいのだろう、手にした小説もそこそこに

駅で人が乗り降りするたびに席をチラ見するのだが、

なかなか椅子取りゲームに勝利できない。

僕が替わってあげようかと思ったけど、きっと断られる。

僕は何だか、気の毒と同時に、ほほえましい気持ちになった。


「いいんです。どうぞ」

と言ってゆずってくれた彼女の笑顔を思い出しながら、

僕はしばらく、彼女の苦闘の様子を目を細めて眺めていた。








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Last updated  2007.04.08 10:01:08
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