カテゴリ:我*コラム
山田洋次監督と言えば・・・ 寅さんシリーズなど、日本の娯楽映画の巨匠だ。 先日、山田監督の著書「映画をつくる」を読んだ。 1978年に書かれた古い本だが、学ぶところは多い。 とある映画談義が紹介されていた。 ある男性が「映画たるものこうあらねばならない」と高慢な議論を展開するので、山田監督が聞いてみた。 「それで、最近はどんな映画をご覧になりましたか?」 すると男性は少し考えて 「植木ひとしの『無責任時代』。いやぁ疲れた時は難しい映画は、どうもね」 と言ったそうだ。 そんなものなのだ。 僕たちは、つい難しい理屈をつけてしまうのだけど 人の心にスッと入っていくものを目指したいものだ。 それは人を喜ばせるギャグであったり ひと目で美を感じる映像であったり ドキリとさせる詩であったり。 「娯楽」という言葉をあなどってはならない。 それでは・・ いわゆる「難しいこと」はどんな風に位置づければいいのだろうか。 「難しいこと」であればこそ得られる深い共感を、僕は様々な本からいただいている。 うーん。 モノを書いて発表するということは 思うよりずっと 奥が深いのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.08 22:13:27
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