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PLAYWORKS岸井大輔ブログ

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2004.06.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類
ポタライブ市川編最終リハーサル。
夜 ポタライブ全体会議
7月―12月の公演予定と宣伝計画などを検討する。

***

士郎正宗が流行っているようです。今更だ。確かに、士郎正宗はすばらしいけど。
でも、彼を引っ張ってくるならば、忘れちゃいけない天才漫画書きがいますよ。大野安之。ね。けしてマイナーな人じゃない。押井守だって、大野安之のためにギャグマンガの原作を提供しているし、吉本ばななが帯文を寄せていたし、漫画読みは読んでいるよ。ね。なぜ、That’sイズミコを再版しないんだ。早く、ヒュ―ディーの続きを書いてくれよ。士郎正宗一冊に相当する情報を5ページ程度で展開したのちに、駄洒落で落とすボウジャクな態度は、未だに他の追随を許しません。

今、うんうん、とうなずいてくれたみなさま、実は、イズミコの続編が目下連載中です。That’sイズミコ おかわり、というタイトルで。月8ページですけど、至福。

***

集団のメンバーを示す境界と、人間と人をわける境界-2(集団の外部―3-2) (演劇の形式化 2004―4-3-2 6月16日の日記の続き)

さて、また別に、図式Eは、集団を継続するものとみなすために、人物において継続する要素である人zを、集団の内に入れるために考えたのだ、とみなし、人zを集団外に出す変形を認めず、集団内に留めるものとして考えてみる。この場合、【 】は人間と人を分けてはいないので、( )と同じであるとはみなせない。しかし、図式Eにおける人間と人を分ける境界( )は、集団Nの成立と同一のことを示すし、また、そう考えると、全ての( )は、同じ集団の境界を表すのだから、同一である。そこで、一つにまとめ、図式Eを、以下の図式Iに変形することが可能である。

I:
集団N【(人間x1、人間x2、・・・人間xn)人=z1+α1、人=z2+α2、人=zn+αn】人間xm)人=zm+αm
以下省略

この場合( )は、【 】内部において、もう一つ別の集団を形成しているとみなせる。よって、この( )も、同時に集団の境界【 】であるから、< >に等しい。そこで、図式Iを図式Jに置き換える。

J:
集団N【<人間x1、人間x2、・・・人間xn>人=z1+α1、人=z2+α2、人=zn+αn】人間xm)人=zm+αm
以下省略

この図式Jと図式Gを比べると、人z1-znと、人zmの分け隔てを考えただけで、ほとんど同じである、と解釈できる。
そう考えると、図式Eと図式Fの差、すなわち、)人は集団の内部にあるか外部にあるか、という議論は、集団外の人と集団内の人を区別するかしないか、という議論と同じであることがわかる。ここで、図式Jと図式Gを比較のため簡略化し図式J2、G2とし、各々の特徴をまとめると、

G2(Gを簡略化して示す)
集団N<人間n>人n、人々(以下略)
・集団内には、人間だけを入れ、人を入れない
・集団外の人と集団内の人を区別しない
・立場3(集団は継続しないものとする)の図式と見なしうる点で留保が必要。

J2(Jを簡略化して示す)
集団N【<人間n>人n】人々(以下略)
・集団内には、人間だけでなく、)人も入れる
・集団外の人と集団内の人を区別する
・【を<とみなし、全ての<を同一、>を同一とする見方、すなわち図式Hを十分検討できない点で留保が必要。

と、なる。
では、それぞれ、留保した項目について検討していこう。





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Last updated  2004.06.20 14:24:46


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