羽子板市
羽子板市
羽子板市
羽子板市
昨日、上野に用事があったので浅草まで足を伸ばして羽子板市を見てきました。昔々に行ったかも知れませんが、記憶に無いくらいですから、初めてのようなものです。
もっと込んでいるかと思いましたが、大混雑というほどではなくゆっくりと見ることが出来ました。大混雑は正月初詣の印象と混じっているのかもしれません。それとも不景気の影響なのでしょうか。
数日前に、初孫のために正月の羽子板を購入したこともあり、相場が気になりました。そもそも値段の差はどこからくるのかわからなかったのですが、大きさはもちろんですが安いのは顔が印刷で、高いのはもちろん手書き。そこから、衣服に使われる生地や髪飾りの材料が本物かプラスチックかなどで、ぐんと違ってくることが判りました。
押し絵のバックが、金襴か単なる塗りかでも違いますし、顔を描く作者によっても価格が違うそうです。どこのお店も羽子板の裏に張ってある値札より2割以上はまけるようで、交渉しだい。相場はピンきりで、安いものは15号(45cm)サイズで5千円くらいから4万円まで。気になったものは2万5千円くらいから3万円くらいでした。
あまり売れていませんでしたが、それでも時々手拍子が鳴っていました。縁起物ですので、値切ってもよいけれど、その後ご祝儀を別にして出した方に、お店の方やその場に居合わせた方が一緒に手拍子をとるとのことでした。粋な慣習なのですね。
羽子板に描かれている顔はどれも美人ですが、よーく見るとお店によって少しづつ違います。写真を撮ってもいやな顔をされませんでしたので何枚も撮ってきたのですが、カメラの性能に限界があり、手振れが多くなっていました。
ゆっくり選別して、明日にでもご紹介したいと思います。来年は時間があれば一眼レフを持っていってしっかりと撮ってみたいなと思いました。
羽子板市ではケースを売っていませんので、帰りに浅草橋に寄り、ケースを買うお客さんもいるとのことでした。私は両方とも浅草橋で購入したのですが、ケースも馬鹿にならない金額でした。このあと、3月のお雛様のことを考えるとうれしいのですが、懐が痛そうです。