クレイでナガミノヒナゲシを作っていました。かなり精巧に作ったつもりなのですがあと葉を作るところで頓挫しました。葉を作ってもあまり見ることもありませんし、その割りに複雑な形でつくるのが大変です。花と実をまとめることで終わりにすることにしました。
クレイ ナガミノヒナゲシ
クレイナガミノヒナゲシアップ
なんとなくナガミノヒナゲシに見えますよね。もっと花をたくさん作らなければいけないかなと思っていたのですが、その辺に生えている実物を見ると、実の間に花が咲いているという感じに気がつきました。花束というより実と花の数のバランスがよければいいのかなとまとめました。
実だけで鑑賞するとなるとその精巧さが重要になります。実物の実を見ると細かい造作になっています。そこでこの実をつくるのにかねてからご紹介しているおゆまるを使いました。
おゆまるで型を取る
暖めて柔らかくなったおゆまるに、柱頭の部分だけを押し込みすぐに冷やします。このときあまり深く押し込みすぎると実の型は取れるのですが、紙粘土を押し込んではずすときに千切れてしまってうまく外れません。先端の部分が重要なのでそこだけしっかり取れればいいのです。
作れた実の先端部分の模様を消さないように、太い部分を細長く丸めて形にし、針金の先にボンドをつけて差し込みます。
(写真に写っている柱頭はナガミノヒナゲシではなく、ポピーの柱頭です。これでいつでもポピーが作れます。)
柱頭を作って雄しべと花弁をつける
花芯さえ本物のように出来れば、あとはそれに雄しべをつけて花弁をつけるだけです。雄しべは自分で作るのは大変ですのでペップという名称で売っているものを使います。大小さまざまあります。(けっこう良い値段するのですが。)
ここで問題なのはナガミノヒナゲシは雄しべの花糸が黒いのです。売っているのは白いので花粉部分を黒くしないように絵の具で黒く塗りました。
作った雄しべと花弁をなんとかボンドでつけて出来上がり。そのうちにポピーも作ってみたいとは思っていたのですが、似たようなものなので暫く休憩です。希望されているバラのアレンジメント作りに専念します。