毎年、元気に育つオーデコロンミントが、今年の春は一向に芽が伸び出してきませんでした。
オーデコロンミントは草だけでとても香りが良いので、6号くらいの長鉢で育てています。植え替えなくても元気が良いのでそのまま育てていたのですが、今年はあまりに生育が悪い・・。
水はたっぷりやっているのですが、なぜか表面だけがすぐに乾いてしまうのです。密集している茎の部分を少し持ち上げてみると根が下に張っていないで、そのまま表面だけ持ち上がってしまいます。
これでは植え替えなければいけないかなと、上の密集している茎を取り上げると、その下にはグッショリと濡れた土が。これは少し乾かさなければとスコップを入れて浅く掘り出したら、コロンとコガネムシの幼虫が出てきたのです。
えーっつ。こんな鉢にコガネムシが卵を産んだの? 以前、ミニバラの栽培に腐葉土を使用していた時は、コガネムシの幼虫が巣くって、ミニバラの根を食い荒らして生育を阻害するので、腐葉土の使用を止めました。それいらい幼虫は見かけなかったのですが、久しぶりです。
まだいそうだなと、少しかき回したら次々と見つかり5匹も見つかりました。半分ほど土をかき回してもう見つからないので、これでおしまいだろう、ついでに全部土を入れ替えようと、大きな水受け皿にあけて、土を広く均しました。そうしたらまだ動くのが見つかったのです。もしかしてまだいるの?
慎重に点検したらなんと合計9匹も見つかったのです。これではいかに丈夫なオーデコロンミントでも、伸び出す根を全部食べられて、育つはずがありません。
写真を撮るつもりはなかったのですが、こんなことはもうないかもしれないと思いなおして、記録として写真を撮っておきました。次に小さく写真を載せます。
虫が嫌いな方は、気を付けてください。
オーデコロンミントの鉢から出てきた9匹の幼虫です。幼虫は普通は丸まっている姿が多いですが、この幼虫は水受け皿に入れたら這い回っていました。