キシリトールは、天然素材の甘味料で、シラカバや樫を原料におもにフィンランドで生産され、

ブドウ糖や麦芽糖などに水素を加えて還元した糖アルコールの一種です。

糖アルコールの中では最も甘く、砂糖と同じと言われています。

砂糖と較べて、カロリーは25％も低く糖度はかわりません。溶ける時に熱を吸収するので、

独特の清涼感があります。安全性はWHO（世界保健機構）でも認められており、とても安全な

甘味料だといえます。


そしてキシリトールの効能は、やはり虫歯予防です。

キシリトールは、砂糖のように糖度を持っていながら、虫歯菌（ニュータンス菌）に分解

されません。むしろ虫歯菌がキシリトールを攻撃し、無駄なエネルギーを消費するため、

虫歯にならず、虫歯の増殖を抑えることが出来ます。

また、キシリトール入りのガムをかむことによって、唾液の分泌を促し歯の再石灰化を

促進する働きもあります。


※日本で歯の健康に関する食品全体のテストをしているのは、厚生省が行っている特定保健用

食品と、国際的な組織で行っているトゥースフレンドリー協会が認定した「歯に信頼マーク」

の付いた食品だけです。

キシリトール入りの食品でも、認定していない食品がありますので、キシリトール入りの食品

だからといって手放しで喜べないのが現状です。