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2008年12月16日
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                        職場の同僚に、

                        耳が聞こえないとわかっている人がいたら、

                        「その人を呼んでも返事がない」と、怒ることはない。


                        職場の同僚に、

                        目が見えないとわかっている人がいたら、

                        「その人がメモを読んでいない」と、怒ることはない。


                        職場の同僚に、

                        色覚に障害があるとわかっている人がいたら、

                        その人の仕事において、配慮するだろうし、

                        障害の度合いによっては、その人自身が
            
                        職場を選ぶだろう。


 
                        職場の同僚に、

                        アスペルガー症候群であるとわかっている人がいたら、

                        その人が職場で空気を読めない行動をとっていたとき、

                        周囲は、どう感じるだろう?



               
                        今、アスペルガー症候群の子供や、

                        自閉症の子供や、ADHDの子供は、

                        教育の現場である、学校と言う集団において、

                        非常に強く認知されるようになってきた。


                        しかし、その成人後のこと、

                        就学期間が終了した後のことは、

                        どうだろうか・・・



                        目が見えなければ、

                        目が見えないと周囲に伝えるだろう。


                        耳が聞こえなければ、
 
                        職場でその事実の周知に努めるだろう。


                       
                        色覚の場合、他の多数とは違う見え方をしていることを、

                        障害の程度によっては隠す人も多い。


 
                        まったく重い色覚障害を持っていても、


                        案外気付かれないで生活している人が多いと思う。
 
                        勿論、日常の不利や危険を回避する努力は、


                        多数派の我々とは違うものがあるだろうが・・・


                        世の中は、多数派に都合よく作られているから。



  
                        では、アスペルガー症候群の人はどうだろう。



                        私の元夫君は、知能的には高いアスペルガーだと思う。

                        彼との28年にわたる確執を通して、

                        何度も彼から言われたことばは、

                        「他の人には寛大なのに」だった。。。

                        今は、私は彼に対しても寛大だ。障害が判明したから。



                        周囲には、振り返ってみても、アスペルガーと思しき人は、

                        そうそうは、居なかった。

                        唯一、高校のときの同級生を思い出す。

                        34年ぶりに、今にして思えば、

                        彼女は立派なアスペルガーだった。
                              
                        知能も高かったし、ピアノなども弾きこなしていた。



                        
                        アスペルガーの人には遠まわしな言い方はダメで、

                        キッパリとはっきりと強い口調で、

                        具体的に数字を言って要求しないといけない。

                        「そのくらい分かれよ。」が通用しないのが


                        アスペルガー症候群のアスペルガー症候群たる所以だ。

                       

                        それを、何年も一緒に仕事していて、

                        わかっていながら、

                        前もってしっかりと話をし、何回も何回も強く要求し、

                        時間までに仕上げさせないことは、

                        それぞれのチーフの責任だ。



                        迷惑をこうむる個々のスタッフから

                        100の苦情を伝えられたら、

                        アスペルガーの当事者は、被害感情しか抱かない。

                        依怙地になって一層悪い結果をもたらす。



                        事前の準備の時からの声かけを怠ったチーフ達の責任は、

                        非常に大きいと言わざるを得ない。



                        ちなみに、私は、

                        彼には、今の仕事は向いていないと思うし、

                        どんどん彼の周辺事情は悪化していると見ている。

                        我が事業所全体にとっても大きな問題を孕んでいる。


                        それを放置し、不適切な人員の配当を実施した、

                        前任の人事担当者は、大馬鹿者だと今でも思っている。

                        

                        釘には釘の、螺子には螺子の、押しピンには押しピンの

                        仕事があるというものだ・・・
 
                       

                        2月・3月が思いやられる・・・
 


                       





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最終更新日  2009年02月24日 22時36分56秒
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