おやんなさいよ でも つまんないよ
昨日,実家の父からメールが送られてきました.「おやんなさいよ でも つまんないよ」という松井証券/松井道夫社長の著書から数ページを抜粋したワードファイルが添付されていました.父は3年前に癌を患い,治癒後の生活の中で会社を退職し,今は実家にて療養中の身です.本のスキャニングに凝っているため,また趣味で送ってきたのかなと軽い気持ちで読んでみました.父の抜粋スキャニングの対象となったのは10ページぐらいでしたが,松井社長率いる松井証券が金融ビックバンという証券自由化の波を利用して(感知しての方がなじむでしょう)業界の既得権益にズバリとメスを入れて競争社会を勝ち上がるという話のハイライトが盛り込まれていました.松井社長の「廃業」の定義は"顧客が必要と認めないコストで成り立っている業"だといいます.そして競争のない社会では廃業がまかり通るのだと・・・.抜粋された文章では,その後「廃業の炙り出し」「顧客囲い込みの愚」など廃業を成立せしめてきた要因を挙げ,これに変わる新たな異端な手法を展開し旧制度の終焉を綴っています.