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前回の記事で・・・
>細かな見た目よりも、「そこにいてくれる...という優しい空気感」 があればいいんです。 なんて・・・キザな書き方をしてしまいましたが、こんな風に思うようになった のは、たぶん40歳過ぎてからだと...。 30代前半は、顔・身体・服装など、外見重視で女性を見てた気がします。 ちょっと語弊がありますが... 例えば、当時、こんなことがありました。 遊園地とか水族館とか、カップルの多いところに行くと、自分の彼女と同年齢に見える女性を見つけては、 「あのヒト、わりとかわいいなあ~ でもオレの彼女のほうが勝ってるな!」 なんて、今思い出すと発想がアホで恥ずかしいです。 で、自分はというと、そんな彼女にもっと好かれたくて、カッコつけたい!っていう気持ちが強かった。 とにかく、 「ガッカリさせてはいけない!」 「もっと楽しませなきゃ!」 「イイ男に見せなきゃ!」(←限度アリ) と、勝手に自分を追い込んでいるような状態。 ふたりで映画を観てるのに、考えてることは・・・ 「これから食事に行く店、あそこでよかったかなあ・・・?」 で、食事している最中にも・・・ 「ホテルに入ったら、まずどうしようかな?ビールでも飲もうか? いやいや、さりげなくシャワーに直行しちゃおうか・・・?」 とか(笑) アホでしょ? 女性に対して、余裕がない・・・って感じでしたね。 それに比べれば、20代の頃のほうが気軽に恋愛してたって気がするなあ。 ハナからお金はないし、車もなかったし、安い居酒屋で飲んで渋谷のラブホテル行って、広いベッドで跳ねながらイチャイチャしてたし...。 30代になると、不自然にリキんじゃうってトコ、ありましたよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 話は30代前半に戻りますね。 結局、当時の彼女(過去の記事で何回か登場してます)にはフラれてしまったのですが、その主な理由は、 「小五郎はマメじゃない!」 だったんです。 「会う回数が少ない」 「電話が少ない」 あ、ちなみに当時はまだメールは一般的ではありませんでした。 (というか機能自体がなかったのかな?) でも、そんなこと言うくせに、彼女は僕の誕生日に仕事入れちゃったりして。 (彼女もフリーランスでした) 僕は彼女の誕生日は、前日から空けておいたのに、 「その日は用事があって・・・」とか。 理解できませんでしたよ。どゆコト? そういえば、僕の誕生日当日は会えませんでしたが、その週の週末には会うことになって... 『夜の食事のときは、なにかプレゼントもらえるかも?』 って、ちょっと期待していたんです。 当日は、彼女が行きたがっていた某デパートの「インテリアフェア」へ。 字のごとく、家具や電気製品、食器などが、ワンフロア全部を使ってダダーンと揃えてあって、なかなか楽しい催しでした。 で、たまたま寝具のコーナーを通りかかったとき、展示してあるベッドに、ブルーを基調とした枕(カバー)と掛け布団(カバー)が。 僕はそれを気に入って 「あ~このカバーきれいだなあ。いくらするんだろ?」 と値札を見てたら、彼女が、 「じゃあ、買ってあげるよ。誕生日プレゼントに!」と。 「えっ?」とびっくり。 心の中では・・・ 『そりゃ買ってくれるのは嬉しいけど、これが誕生日プレゼント?30過ぎの、しかも付き合いは浅いとはいえ、一応彼氏だぜ~。それが・・・枕カバーと布団カバー?』 いやいや、もちろんプレゼントとは心ですから。金額とかモノとか、本来は関係ない・・・でも・・・でもさ・・・ (読者女子の皆さん、なんとなく察してね!) 気を取り直して僕は、 「えっ、いいの?(←心にもない)ありがとう!」と。 彼女も自分の買い物をすませ、ちょっと疲れたのでデパート内の喫茶室へ。 僕は複雑な思いでコーヒーを飲んでいました。 すると突然彼女が携帯を取り出し・・・ 「あのね、小五郎からの電話の着メロ、これにしたの」 といって、僕に聞かせたメロディーは・・・ 久保田利伸の「LA・LA・LA LOVE SONG」! おーっ! 驚きと嬉しさで動揺した僕は、それでも冷静さを装いつつ、 「ふうん、それってオレからの電話のときだけ鳴るわけ?」 と、おバカな質問を。 「そうだよ。だからそういったじゃない~」 と、彼女はちょっとハニかんだ表情。 それを見た小五郎、 『うをおおおぉぉぉ・・・なんて可愛いヤツなんだぁ~ 絶対にこのおんな、手放すものかぁぁぁ~~!』 と、激しく思ったのでありました。 枕カバーの件など、その瞬間、吹っ飛ぶほどに! そんときはね。 テヘッ。 でも結局フラれちゃうんだけどね(泣。。。) ・・・・・・・・・・・・・・・・ ちょっと話が脱線したので元に戻します。 要するに、仕事を含めた生活全般の中に、常に彼女の存在があったわけですよ。 良くも悪くもね(悪く・・・は言い過ぎだけど) それが段々と「精神的な疲れ」になっていった。 なにか、常に彼女に追いかけられてるんじゃないか・・・って感覚。 もしかして、彼氏や彼女がいない人からみれば「贅沢な悩み」に思えるかもしれません。 でもね、彼女と別れて1ヶ月くらいは、奇妙な開放感があったのは事実です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ で、40歳を過ぎると。 まず女性に対して、「見た目」は二の次になりました。 「電話しなきゃ」 「デートしなきゃ」 「何かあげなくちゃ」 っていう強迫観念(←チト大げさですが)みたいなものはなく、女性と自然体で付き合えるような感じになってきたんです。 というよりも・・・ 僕と同じような価値観や考えを持つ女性とじゃないと付き合えない、っていったほうが正しいかな? お互いを思いやる気持ちや、尊重する気持ちを共有できる相手。 だから、見た目は二の次...。 もちろん、好きな女性に対して、“おいしいものを食べさせてあげたい”とか、“きれいな服を買ってあげたい”って思いは今でもありますよ。 でもそれは30代の頃のリキんだ感覚とは明らかに違うんです。 なんというか、もっと自然で、『ふわっ』とした感情。。。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ テーブルの上に彼女の手料理がならんでいる。 ふたりの真ん中には1本の瓶ビールが。 ふたりとも、最初に相手のグラスに注ぎたくて、お互いビール瓶を取り合う。 やがて僕は手の力を抜き、彼女に瓶を預ける。 彼女は満足そうに微笑んで栓を抜き、僕のグラスにビールを・・・ そんな週末を過ごせたら、なにもいうことはないかな...。 なんちて~ またまたガラじゃないことを書いてしまい~ ハズイ ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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