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カテゴリ:野菜づくり
16年前の夏、私は4年余りの単身赴任生活を終えて自宅へ戻った。私の休日の過ごし方に変
化があったのは実家へ帰り畑の手入れや野菜栽培ができるようになったこと。 単身赴任生活を解消したその年、5m×12mくらいの広さの畑に数本のスイカの苗を買って 植えた。結果は凄い数のスイカが実り、その年の夏、自宅のリビングには持ち帰ったスイカが ゴロゴロと転がっていた。 母から「お前はスイカづくりが上手だねえ」と初めて褒められた。その年のスイカは1個も 鳥獣被害に遭わなかった。ところが今はどうだろう、昨日実家へ帰ったところ叔母はトマトが 食べられたと嘆き、近所の奥様は「スイカがやられました」とガックリされていた。 今年は近年になく彼ら鳥獣(イノシシ、カラス、ハクビシン、その他)からの口撃が激しく て今年は既にトウモロコシ、トマト、スイカが食べられてしまった。この憤りをどこかで晴ら したいが持って行く先がない。 露地栽培の農業(家庭菜園も含む)は草闘(雑草との闘い)、虫闘(害虫との闘い)、獣闘 (野生鳥獣)、天闘(天候、風、水などとの闘い)など、排除しなければならない障害がある。 獣闘、なぜ彼らが人里近くまで来て農作物を荒らすのか、それは山に食べるものが無くなった から、彼らの居住地内で食料調達ができなくなったからではないかと思っている。(野生鳥獣 がもの凄く増えたことも考えられる→鳥獣口の増加) その昔、薪を採るため、あるいは森林の手入れ(枝打ち、下草刈、植林など)で山に入って いた。ところが今、実家近くにある山は人が入ることは殆どなく荒れ放題である。 平成28年度の熊本県の野生鳥獣による被害額は約5億円とのこと。電気柵など直ちに効果が ある対策ももちろん必要だが、時間をかけて彼らの居住環境の改善する、これが一番ではない かと思うが、その方法手段は全く思い付かない。 (参考) 私が栽培してきた中で野生鳥獣の被害に遭いにくい(食べられない)農作物と思っている もの キュウリ、レタス、葱、玉葱、ゴーヤ、紫蘇、ピーマン、茄子、生姜、セロリ、枝豆、 インゲン、春菊、大根、人参など (これらに共通するものは何?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.07.02 11:56:17
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