ラジオと映画とちょっとジャジーな日々

これはねぇ～、

「ジュマンジ」と「トイ・ストーリー」と「ホームアローン」を

ボールに入れて、泡だて器でシャカシャカした後、

オーブンで焼いて、

風味付けに「ジュラシックパーク」を振りかけた、

それはそれはおいしい

「デコレーションケーキ」みたいな作品。


「博物館の展示物が夜動き出す」なぁ～んてことは、
きっと、誰もが一度は想像したことがあるじゃないですか？

その「想像」が「映像」となって繰り広げられるのだから、
映画でなくてはできない「アナザ・ワールド」へ
気持ち良～く　ダイビング！！　ヒュ～。

娯楽作品の醍醐味を満喫できる一作。

そこかしこで笑いのツボを押されながら、
展示物の動きにドキドキ。
どうやって収拾するんだぁ？とハラハラ。

何とかなるとわかっていても、最後まで引き付けられるのは、
各シーンのバランスとタイミングが絶妙だからだと思う。

おいしいお菓子を作るには、材料の配分が命だからね。

「でも、子供向けじゃないの～？」とあなどっている方、
もし、本当に楽しみたかったら、
歴史や文化、自然史の知識もちょっとは必要なんだな。

Ｔレックスはともかく、
サカジャウィア、オクタヴィウス、フン族、ノドジロオマキザル、
ネアンデルタール人、南北戦争、それに、ルーズベルト大統領、

・・・について、どのくらい知っています？

しかも、登場人物？…人物じゃないものもあるけれど、
それぞれのキャラが立っていて、
それが、決定的に作品をインパクトあるものにしているのだ。

映画館を出た時は「気分爽快」の超娯楽作品でした。