598960 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

KAY←O -ノックアウト-

KAY←O -ノックアウト-

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

カレンダー

コメント新着

J・K@ WORLDHEALPEACE 私は、35世紀から、来た、キミだ。 …
KAY-Oミツル。@ ぽち蔵さん、コメありがとう うん、ホントあったかいいいイベントだっ…
ぽち蔵@ Re:フジフジ富士Qレポ その2 わーんありがとありがと~(≧▽≦) なんかあ…
KAY-Oミツル。@ イッチィさん、みなさんからのコメントが… 小説はファイルで取ってあるし、ライブレ…
イッチィ5134@ 難しいですね。 写真、もう使えないというのは痛いですね…

カテゴリ

バックナンバー

2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2006年03月16日
XML
カテゴリ:オリジナル
 「やっぱだめみたい」
 圭はそう言うと、全身の力が抜けたようにぐったりと暁に寄りかかった。暁は両手で圭の頬を包むと、泣きそうで情けなくて、でもそれを見られたくなくて目を逸らす圭の顔を見た。その顔を見たら、なぜか堪らなくなって、思わず圭の体を壁に押しつけキスをした。
 「キスは嫌い?」
 暁は圭が小さく首を振るのを確認し、瞼や鼻先にキスを落としていった。圭の前髪を優しくかきあげると、少しだけ潤んだ瞳が見えた。覗きこんで微笑み、上唇を軽く吸った。圭も真似をして俺の上唇にキスを返してきたので、暁は深く重なるように顔を少し傾けた。そのまま唇を割って舌先を捕らえると、圭の体が震えた。舌先に、横に、裏側に舌を這わせると、圭も絡めるようにしてキスを返してきた。
 暁はキスの仕方って、生まれたときから知ってたりするんだろうか・・・。そんな馬鹿なことを考えながら目を開けると、すっかり上気した圭の顔が見えた。唇を離すと、圭は放心したような顔でうっすらと目を開けた。それから暁と目が合うと、恥ずかしそうに顔を暁の胸へ埋めた。暁は左手で圭の右耳にかかった髪を掻き上げると、口を近づけ、わざと息がかかるようにして囁いた。
 「ようこそ、官能の世界へ。」
 圭は小さく叫ぶと右肩をよじった。暁は一瞬驚いたが、にやりと笑うと、フーッとゆっくり細く息を吹きかけてみた。圭の体がゾクゾクっと震えて両腕を暁の背中に回してきた。暁はさらに舌を伸ばして耳の周囲をなぞり、中心に舌をそっと入れた。
 「んく・・・」
 背中に回された手にぎゅ-っと力が入る。暁はその隙に圭のジーンズを太ももまで下げた。
 「ぃや、ちょっ」
 あわてて暁の手を掴む。今度はゆっくり耳に舌を這わせ、クチュックチュッと音を立てるように出し入れした。
 「ん・・・あっ」
 圭が再び暁の背中にしがみつく。暁は太ももの間を割って膝を入れると、足で一気にジーンズを下ろした。すかさず左手でトランクスの上からなで上げる。
 「ぅあっ」
 圭は仰け反るようにして壁に凭れ掛かった。左手で刺激し続けながら、左胸の突起を舐め上げると圭の膝がガクガクっと震えた。暁はさらに唇で摘んで吸い上げた。
 「いや・・・」
 圭の膝がガクンと折れた。暁は右手で頭を支えるようにして受け止め、ゆっくりその体を横たえた。汗で額にはり付いた前髪を人差し指でどけてやると、上がった息を整えながら、ぼんやりと目を開けた。
 「やっぱだめですか?」
 暁は右ひじで自分の体を支えながら、左の人差し指で圭の形を確かめるようになぞり意地悪く言った。圭は一瞬ムッとして眉をひそめたが、裏側から優しくなで上げると泣きそうな顔になった。暁はそれをやめなくていいのだと勝手に解釈することにして、額にチュッと音を立ててキスをし、左手をトランクスの中に忍ばせた。
 「ぁはっ・・・はっ・・・はっ」
 左手の中のものが熱を帯びるにつれて、圭の口からこぼれる息が速くなっていく。暁はキスを首筋から胸へと落としながら、左手をリズムよく動かした。
 「んっ、あっ」
 さらに下腹まで舌先を運びながら、袋の裏側をやさしく握ると、圭の腰が跳ねた。暁は左手でそこを玩びながら、右手でトランクスを捲り、圭のものを口に含んだ。
 「っ!!あ・・・いや・・・っ」
 圭の体が大きく仰け反った。暁は逃げようとする腰を掴み、唾液で濡らしながらゆっくりと口を上下に動かした。圭の腕が何かを掴もうとさまよう。グチュッグチュッとわざと音を立てながら、時々強く吸ってやると、拠り所なるものを見つけられなかった腕を顔に強く押し当て、歯を食い縛った。暁は口の中いっぱいに育ったものを舐めながら、片手で自分のジーンズのボタンをはずし、下着を一緒に膝まで下げ、そこから両足を交互に使って脱いだ。
 「ふっ・・・う・・・あぁ・・・」
 口の動きを徐々に早めると、かみ締めた歯の間から漏れる声が大きくなった。手のひらで触れている太ももがかすかに震えている。暁は口からはずすと、ずりずりと圭の体の上を這い上がり、両腕を押し当てている顔を覗き込んだ。
 「も、もぅ・・・どう・・した・・」
 快楽に飲まれそうな、でもそうしていいのかわからず不安げな瞳が揺れていた。
 「大丈夫、イクコトだけ考えて。」
 暁は足の間に圭のモノを挿むと、自分のモノと一緒にこすり合わせるように体を上下させた。汗と圭の先から溢れ出る露でぬるぬると気持ちがいい。胸の突起に舌を這わせながら、圭を頂点に導くためにピッチを上げた。もう限界は来てるはずなのに、それでもぎゅっと唇をかみしめて耐えている圭の胸に、意地悪く甘く歯を立てた。
 「いやっ」
 予想していなかった衝撃に驚いて、緊張を緩めた瞬間に達した。

---

君が思うほど僕は君のこと好きじゃない・16





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年04月05日 20時06分27秒
コメント(4) | コメントを書く
[オリジナル] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.