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カテゴリ:ダイエット豆知識・食事編
日本古来の食べ物である味噌汁には、 健康効果はもちろん、ダイエット効果もあるんです。 一汁一菜って聞いたことあるかしら? 一杯の味噌汁と一品のおかずと米だけの質素な食事のことです。 昔の日本人はこの一汁一菜の食事だけで、健康体を維持していたのね。 西洋人が日本を訪れて、どうしてこれだけで元気に生活しているのか、 不思議に思ったほどだとか。 栄養学なんてない時代の日本人は、 それでも限られた食材で健康的に栄養をとる方法を知っていたのね。 西洋の食事が入ってきて、日本の食の文化は薄れてきちゃってるけど、 最近ではマクロビオティックダイエットっていう日本の伝統食材を取り入れた ダイエット法がアメリカで流行ってて、中でも味噌汁は注目されてて、 毎朝のメニューに組み込まれてるんだとか。 ここでは味噌汁のすばらしい効果を見ていきたいと思います。 味噌のダイエット効果 味噌汁は、かつお節や煮干からとったダシに、 味噌と具を加えたものだけど、味噌汁の核となるのはやっぱり味噌。 味噌は、大豆を煮て、塩や麹(こうじ)で発酵させたもの。 そう、ダイエットの味方、大豆が原料なのね。 一体どんな成分と効果があるのか、細かく紹介していくわね。 ■たんぱく質 大豆は「畑の肉」と呼ばれるだけあって、たんぱく質がとっても豊富です。 100gあたり35.3gものたんぱく質が含まれてます。 たんぱく質は消化されるとアミノ酸になるわけだけど、 いわゆる燃焼系アミノ酸といわれるバリン、ロイシン、 イソロイシンが豊富に含まれてます。 ■ビタミンB群 脂質や糖質の燃焼を促進してくれる、ダイエットには欠かせない ビタミンB1、B2、B6といったビタミンB群がたくさん含まれてます。 ビタミンB群は不足すると、ストレスや疲れを感じやすくなるから、 健康面でも欠かせない栄養素ね。 ちなみに大豆には、老化を抑えて脳梗塞なんかを予防してくれる ビタミンEもしっかり含まれてます。 ■ミネラル ダイエット中の人だけでなく、不足しがちなカルシウムや、 カリウム、マグネシウム、鉄分といったミネラル類が豊富に含まれてます。 豊富に含まれてるって一体どれぐらい?って思う人もいるだろうけど、 市販のサプリメントにも劣らない量のミネラルが含まれてるの。 サプリメントに頼るのもいいけど、自然の食品でとれるに越したことはないわよね。 ■大豆サポニン 大豆の苦味成分であるサポニンは、腸の働きを正常に戻してくれるので、 余分な栄養の吸収スピードを遅らせてくれます。 また脂肪を吸収しやすくする酵素の働きを抑えるから、 脂肪の吸収を抑制してくれる効果もあります。 さらにコレステロールとか中性脂肪を減らしてくれたり、 生活習慣病のもととなる動脈硬化を予防してくれたりもします。 ■レシチン レシチンは、脂肪を溶かして排出してくれる効果があるから、 サポニンと同じように、コレステロールを減らしたり、 動脈硬化や高血圧を予防するはたらきがあります。 ■イソフラボン 女性ホルモンと似た働きをするので、女性の美容や健康維持には欠かせない成分です。 最近多い骨粗鬆症の予防にも一役かってくれます。 ■ペプチド ペプチドは腸内環境を整えてくれます。 これによって脂肪の吸収がゆるやかになります。 さらに腸を刺激することによって、交感神経の働きを高め、基礎代謝が上昇します。 ■発酵の効果 もともと大豆にはペプチドは含まれてないのです。 でも大豆を発酵させることによってペプチドが生まれます。 同じようにビタミンB12も大豆にはないけど、発酵させることによって大幅に増えるのね。 さらに大豆のたんぱく質や他の栄養分は、 そのままでは消化吸収の効率が悪いんだけど、 発酵すると消化吸収しやすくなって、大豆本来の効果を存分に発揮できるんです。 ■具材いろいろ みなさんは何の味噌汁が好きですか? 豆腐、わかめ、たまねぎ、アサリ、シジミ、大根、なめこ。 味噌汁に使う具材は、どれも健康に良く、ダイエット効果が期待できるものばっかり。 具をいろいろ変えれば、毎日飲んでも飽きることはないわよね。 ■油を使わない汁物 汁物は食事の最初に飲むことで、お腹を膨らませてくれます。 また調理の段階でほとんど油を使わないし、 ドレッシングやマヨネーズなしで野菜をとれるっていう意味でも、 とてもダイエットに適した料理といえます。 しかも料理っていっても極めて簡単に作れるし。 ■ごはんとの相性 味噌汁を飲む時、パンを食べる人はあまりいないわよね。 味噌汁にはやっぱりごはんです。塩気のある味噌汁に合うのはごはんよね。 昔からのこのスタイルは、たんぱく質(アミノ酸)のバランスを整えるという意味で、 とても理にかなってるんです。 どういうことかというと、たんぱく質(アミノ酸)にもいろいろ種類があって 、一言でたんぱく質が多いといっても、 いろんな種類のたんぱく質をバランスよくとる必要があるのね。 ごはんに含まれるたんぱく質の中で不足しているものが、 大豆には多く含まれてるし、大豆には不足しているたんぱく質が、 ごはんに多く含まれてるの。 ごはんと味噌汁は、それぞれの足りない部分を補う、最強のコンビといえるわね。 ■塩分について 塩分のとりすぎは高血圧やむくみの原因になります。 確かに味噌汁には塩分が多めに含まれてるけど、 血圧を抑えてくれるカリウムとかマグネシウムも多く含まれてるから、 高血圧の部分ではそこまで気にする必要もないと思います。 それに、塩分を気にするぐらいなら、体にいい味噌汁を飲んで、 ラーメンとかスナック菓子とか、 無駄に塩分の多い食品を控えた方がよっぽど賢いわよね。 え~それではここから補足です☆ 味噌にもいろいろ種類がありますよね~。 どの味噌がより効果があるのか紹介しますね♪ ■赤味噌の力 赤味噌には他の味噌に比べて、メラノイジンという成分が多く含まれてます。 メラノイジンとは、たんぱく質(アミノ酸)と糖質から作られる成分で、 発酵の段階でどんどん増えていきます。 赤味噌は発酵期間が長いので、このメラノイジンが多いんですね。うん。 で、メラノイジンは食物繊維みたいに腸のぜん動運動を活発にしてくれます。 これによって便通も良くなるし、基礎代謝もアップしちゃいます☆ さらに赤味噌は発酵期間が長いから、ペプチドも多いです。 赤味噌を買う時は、発酵、熟成期間が長いものを選ぶといいと思いますよ♪ ■白味噌の力 白味噌は発酵させる時に、赤味噌の倍以上の麹(こうじ)を使います。 この麹にはギャバ(GABA)が多く含まれてるんです。 ギャバってなんか聞いたことありますよね~。 発芽玄米のダイエット効果にも書いてあるように、ストレスを抑えてくれる成分です。 白味噌に含まれるギャバには、脳に働きかけて空腹感を抑えてくれる作用があるんです。 摂取カロリーを抑えるためにも、脂肪を溜め込む作用が大きくなる夕食に 白味噌の味噌汁を飲むといいんじゃないでしょ~か☆ 朝の味噌汁は、頭と体を目覚めさせてくれます。 寝起きは副交感神経が優位に働いてるから、 代謝も悪く、脂肪が燃えにくい状態にあるんですね~。 味噌汁を飲むことで、交感神経が目を覚まして、 午前中から脂肪が燃えやすい状態にしてくれるんですよ♪ 毎食毎食味噌汁を飲むのは難しいかもしれないけど、 朝食に必ず味噌汁を飲むようにすれば、 それが健康的なダイエットの第一歩になると思います♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月16日 11時19分11秒
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