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ある方の日記でこぼれたミルクが原因で、その勢い・ついで・引き金の3つを一度に合わせたようにして普段できない洗濯までやってしまった記事を見た。正に「こぼれたミルクを嘆いても仕方ない」を地でいくような内容だった。
何時だったか妻の持ち物の机が下の階にあり、使われていないので、まさか所有権を主張すると思わなかった私は不在時に失敬して自分の机にした。そして何故か行き違いになりその日の私の不在時に、使われたことを知った妻は怒りその机を2階の自室に持っていってしまった。でもこの代物かなり重く一人で持って階段を上がるのは至難の技なのにやってのけた。正に「火事場のバカ力」だ。後で聞いてみると「その時は力が出た」というのだ、恐るべし! 学生時代のあの一夜漬けの集中力、あの緊張感が懐かしい。私は思ったものだ。「この集中力で毎日勉強できたら、絶対天才になれる」と。だが悲しいかな長続きしないのだ。未だに思いっきり鈍才の事実が全てを語る。今ではその集中力すら・・・ これらに共通するキーワードは「きっかけ」だろうか。「牛乳をこぼした」、「机を夫に使われた」「明日試験」のきっかけに対し「出ない力が出た」のだろう。出ないとは普段出ないのであって無かった訳でない、元々備わっていたから出たと考えるのが妥当だ。 以前カタストロフィー理論ということを聞いた。物事は連続的に推移するので無く「一旦破局を迎え進展する」と。何かやっているときいわゆる高原現象とやらで進展しないことがある。それでも続けていると、ある時パッと何かのきっかけで次段階へ進むことができると。私は何か気になることを抱えて寝ると、翌朝目覚めと同時に解決策というかアイデアが浮かぶことがある。睡眠という破局がきっかけで思考なりが再構築されると思っている。 「継続は力なり」とはよく言ったものだ。意識するしないに関わらずそれなりの準備が、継続作業でできるからこそ、あるきっかけで力になるのだと思う。そして、できたことは実績として評価される。何かのきっかけで出る一見意外なパワーも、その原因を内に秘めていたと考えると納得できる。そう考えると一方で、ロマンがなく寂しい気もするが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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