朱色の雪しんしんと降る雪の音は、あなたは、どんな音に聴こえた? あなたに出逢って 少しづつ変わっていく自分が怖くて。 あなたがいなくなったら、 生きていけなくなる自分になるのが怖くて。 携帯のメール、わざと返信せずに困らせた。 なのに、真夜中まで、 何度も何度も、携帯の着信を見る。 毛布に携帯電話をくるめて見えなくした。 こんなに 愛しくて・・・ どうしようもなく 愛しくて・・・ 今にも飛び出しそうな心。 しんしんと降る雪。 サンタクロースの朱色の帽子からこぼれた雪は、 私の心の青いところに、火をつけてくれた。 サンタから届いたクリスマスプレゼント。 私の心に、朱色の雪が降る。 もう 迷わない。 もうすぐ あなたにメールが届く。 あなただけが 私の たった一人のサンタクロース。 今年のクリスマス あなたの心には 何色の雪が降りますか? |