黒猫マメとシャンプー
曇り空の中、時折強い風が部屋の中まで吹き抜けていきます。とても心地よい風。黒猫マメは朝からどこかへ遊びに行ったのか、猫ハウスにはいません。午後からベランダに出て、外を眺めていると雨よけに張ったビニールシートの中で足長蜂が飛んでいます。急いで殺虫剤をかけました。私は小さい頃から散々ムカデや蜂に刺されて免疫になっているのか刺されてもなんとも無いのですが、家族がアレルギー反応を起こすので殺すのも仕方ありません。今は即効で効く殺虫剤がありますね。またベランダで風に吹かれていると、猫ハウスの向こうで何か動いています。そっと覗くとマメが黒蟻をオモチャにして遊んでいました。見ていると、ベランダの端に落ちた蜂に気づき、飛んでいって前足で突き始めたので、慌ててマメのそばに行くとびっくりしたのかちょっと離れた場所に逃げてこちらを見ています。蜂を片付け、マメ、と呼ぶと欠伸や背伸びをしながらゆっくりと近寄ってきました。でもやはりまだ怖いのか、後少しで触れるというところで庭に逃げてしまいました。私はノンシリコンのアミノ酸系シャンプーやトリートメントも完成しておりサンプルテストも終わって、良好な結果が出ていますが何故シリコンが駄目なのか、反対に言えば何故シリコンを使用するのかという問題があります。美容サロンからの要望で開発はしましたが、自分自身納得が行かない部分も無いわけではありませんでした。調べていくと、シャンプーに使用されている硫酸塩系の界面活性剤は油脂除去力が強いため、髪から必要な油分まで抜けてしまいばさばさになってしまいます。硫酸塩系界面活性剤ということは、アニオン系界面活性剤です。これは発泡性が高く、非イオン系活性剤よりは脱脂力が強くないのでシャンプー基材に使用されています。ただ、この油分が抜けてしまう結果、さらさらな髪にするためにジメチコンなどのシリコンを配合して、髪をコーティングするのです。シリコンはアセトンなどの強い有機溶剤でも使用しないと除去出来ませんから毛根に詰まると窒息させ、髪が抜ける原因にもなりかねません。このため、早くから美容サロンなどで販売されるシャンプーやトリートメントはノンシリコンの方向に向かったのでしょう。しかし、安価で一般に市販されているシャンプーやトリートメントは界面活性剤も当然安価なものを使用せざるを得ませんから、どうしてもシリコンを配合することになります。研究開発要員や営業要員を多くかかえていると、人件費が高くなるため使用する界面活性剤の価格はここまでと決めているようです。売るための莫大な広告宣伝費も、逆に使用できる原料に制約をかけてしまいます。良いものを安価にというのは、メーカーにとっては矛盾を生じさせるようです。にほんブログ村に参加しています。ポチっとクリックよろしくお願いいたします。にほんブログ村