だるまさんを買った!
今年は忌中で正月行事は無し。面倒がないから楽だが、寂しい事も確か。仙台市郊外に根白石(ねのしろいし)と言う集落がある。そこのよろず屋さんには面白いものがいっぱいあり、先日通りかかると青いだるまが売られていた。松飾も注連縄も今年は買えないけれど、そのだるまが無性に欲しくなってしまった。大きさもさまざまで、手頃な高さ20cm程の物が1,900円。絵付けはいかにも家内製手工業と言う感じではあるが、工程を考えれば高くはない。仙台藩士松川何某が青い顔にデザインしたそうで、以来松川だるまと呼ばれている。普通のだるまに比べちょっと背が高いのか、写真のようにだるまさんを転ばすと、起きない。だるまを買うなんて何年ぶりだろう。小学校以来買った記憶がなく、数十年ぶり、しかも自分のお金で買うなんて生まれて初めてのような気がする。昔はだるまを毎年買い、片目だけを入れ成就すると両目を入れて旧正月に焼いた。1,900円だと、毎年燃やすのはちょっと勇気が要る。ところで、この松川だるま、始めから目が入っている。お店の人に聞くと、そういうものなのだそうだ。目を入れたくなければ、受注生産可との事。目が入っていても受注生産のようなものだ。年の瀬に来年の幸せをちょっと願う。こんな事も小さな幸せだ。