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カテゴリ:旅行・海外情報
昨日は、地を這う小さな視線でモノを見る「アリの目」について考えてみた。
今日は、真逆の「鷹の目」について書いてみる。 仕事柄、飛行機に乗る機会が多い。カンボジアに行き始めた90年代初頭は、幹線道路が寸断されていたのとP派の問題もまだまだ残っていたため、国内移動はもっぱら飛行機。90年初頭のカンボジア国内線の話は、それだけで1項目成り立つので、また後日。そのプロペラ機から見下ろすカンボジアの大地と雲の様子について考えたい。 初めて、カンボジアに向かった1992年8月。 バンコクから離陸してしばらくするとは、雨季独特の厚い雲の中に突入し激しく機体が揺れる。 雨雲を突き抜けるまでの振動は半端なく恐ろしい。 数十分後、すぐに着陸態勢に入り再度雨雲に突入。 雲下に広がったカンボジアは、大地ではなく、水面だった。その中をキーウエストの橋のように赤くまっすぐに伸びる道が見える。その道は木で覆われた小島へと伸びている。その大きな水面に浮かぶ少し大きな島、水の都プノンペン。上空から見た私にはそう見えた。 上空から見ると下からでは分からない大勢が見える。 着陸すると、伸びていたのは堤防代わりの国道、そして島のような林は、町や村。海のように見えたが水深は、ひざ下ぐらいのところも多かった。 それから数か月後、年末のカンボジアを飛行機で国内移動。乾季の空に代わっていてプロペラ機の高度でも雲の上に上ったように見える。 下から見上げると、水色の淡い青空だが、上空からは薄く伸びた雲越しに地上が見える。直接日差しが当たらずに薄い雲のフィルターが一枚噛んでいるから、乾季になったばかりのカンボジアは涼しい。 地上にいるときは、北風のせい?と思っていた涼しさ。 上空の薄い雲のフィルターも一役を担っていたとはきづかなかった。 タカの目。経済学では、ミクロ経済、マクロ経済と分野を分けて研究されている。 経済にかかわらず、実は全ての理が同じような気がする。 アリの目線の高さ、タカの目線、そして人間としての倉田の目線。 色々な角度から、綴っていきたいと思います。 THE KURATA PEPPER〜世界一の胡椒が彩なす上級レシピ〜【電子書籍】[ 倉田浩伸 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Sep 17, 2020 12:12:53 PM
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