カテゴリ:中学受験・サポート
そろそろ6年生は、過去の入試問題に取り組んでいると思います。
塾などで、そういう指導をしてくれているところも多いかと。 もし、学校別に過去問に取り組むのは各自で…と言われた場合、土曜や日曜の講座はお休みとか辞めてでも 過去問は取り組んでおいた方がいいです。 模擬テストは、模擬テストの癖があります。 各学校は、各学校で特徴や癖があります。 模擬テストは、目安でしかありません。 当日、入試問題での得点・順位でしっかり得点とれるようにしておきたいですからね。 学校説明会などで、模擬テストの結果を学校の入試担当の方に見せて、 「合格圏内ですね。このままいけばまちがいないでしょう。」というようなことを言われても、 基本的に「内定」というわけではありません。 入試当日に得点できていなければ、まさかの不合格もあります。 その逆ももちろんあります。 過去問に取り組んだとき、特に国語の場合、漢字や語句の問題数とその分野、記述問題はだいたい何字ぐらいで何問要求されているのか、自分が通常通りに解くと、時間配分は余裕があるのか、ぎりぎりなのか、というようなことをつかんでおけると当日落ち着いて取り組めますね。 過去問をたくさんやりこんだ生徒さんが合格しやすいです。 文章問題の素材のだいたいの長さ、問題パターンは、昨年の傾向を踏襲していることが多く、慣れていると有利です。 いざ時間を計って取り組ませてみると、予想よりも得点できていないこともあるかと思います。 まず、その学校の出題の特徴にまだ慣れていないということ。 次に、第一志望校の中学など「憧れ」を感じているような場合、生徒の多くは「平常心」で解くのが難しい。 それで、つい「自分がすんなり答えだせた…そんなに易しいかな?ひっかけ問題かな?もしかしてこっち?」 というように余計なことを考えてしまって、記号問題をことごとく外してしまうなんていうことも多いです。 今まで解いてきたテキストをぱらぱらぱら…と見て、積み重ねてきた知識の多さ、正解の数を改めて実感させてあげてください。 「これだけやってきたのだから、いつものあなたで大丈夫。」 同じ問題を2回3回やるのも効果的です。 国語は文章を繰り返し読むと、理解が深まりますし、読むスピードが速くなります。 2回目だろうが3回目だろうが、正しく読みとれて、正しい答えを、理想的なスピードで導きだすということを体に慣らすのは自信につながります。 スポーツで言うと、フォームの確認みたいな感じです。 過去問をやっていく中で、もっとも大事なのは、 「この中学の入試問題をすらすら解く自分」のイメージを現実化させること。 当日の不安を軽減させます。 あまりにもできなかったら、親としては不合格を意識して不安になり、それがケアレスミスの連発になるともう怒鳴り散らしたくなることもあるかもしれません。 しかし、解けなくて焦るというイメージはあまり持たせたくないので、 そこでくどくどお説教すると逆効果になりますからね、 「この年に受験しなくてよかったわー。同じ問題は出ないから、かえってよかったよかった。」ぐらいさらっと流して、時間無制限ならここから何点アップできるか、今から頑張ってみようという形にできるといいですね。 入試は100点をとる必要はありませんので、数問程度わからないままのが残っても全く問題ありません。 ある程度手が届く問題をひととおり正解させれば、次の年にとりかかりましょう。 ぐっと冷え込んできましたね。 体調崩している人も多いです。 ご自愛ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年12月03日 10時50分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[中学受験・サポート] カテゴリの最新記事
|
|