1/26 逃げ
逃げというものはマークされるきつさはあるものの、マークされなければかなり有利である。また、絶対の人気馬には誰も競りかけては行かない。行けないのである。一番実力のあるとされている1番人気を負かす立場と言うことを考えた場合、これは絶対出来ない。かかったりした場合は別だが。 逃げと言えば先週のブルーイレヴンにはちょっとショックだった。骨折。若い馬だけに前回の内容に納得行かずに走らせたのが裏目に出た。この馬はクラシックで走る資格を持った馬だと思っていただけに、本気でクラシックを狙うのなら出来れば東スポ杯の後は休養させて欲しかった。まあ、前回のラジオたんぱ杯は脚に負担のかかるレースだったと言うこと。ここで休養させておけばまだ良かった。クラシックの権利は優にあるのだから。中山も経験しているのだから。 去年などアドマイヤマックスがこのローテーションで骨折しているではないか。若いうちに負担をかけることへの問題点はここにある。 マグナーテンが勝利。他にそれほどのメンバーがいたわけではないので、この勝利は当然と言えば当然だが、誰も競りかけようなどとJC4着馬である絶対の人気馬にはできないが、不安と見る向きもあったようだ。年を重ねて馬がズブくなるケースや、距離の延長に対して強くなるケースはよくあるものだが、この馬などはズブくなったと言うわけではない。後者のほうだろう。 グラスエイコーオーは唯一調子の好調さが間違いなかった馬。差しに転換してから良くなっているし、適度に時計のかかる馬場も良い。 アグネススペシャルはホットシークレットとオールカマーで互角の争いをしているのだからこのくらいは妥当か。体が増えて坂も問題なくなっている体の小さい非力な馬も充実して体重が増えてきたりすると、非力ではなくなるということも良くあることだ。 ホットシークレットはこの馬なりに走っているが今日は前回のペースと違うせいかあまりいけなかった。 チアズシュタルクなどは休み明けなので、藤田が乗りにきたことを考えても終わってないと見るべき。次回が注目だ。 ビワシンセイキは後方からになってしまった。この距離では先行→じりじりがパターンだけにコレはきつい。これによりレースが全く異なり、他の馬たちもビワシンセイキに注目しているためどうしても前には楽になる。ノーマーク逃げを得意技にしているスマートボーイにとって、こんな願ってもない展開になれば間違いなく粘る。クーリンガーも前から3番手を追走して4角2番手、結局このままこのままで行ったわけ。マイネルブライアンもビワを前に見るつもりが後ろに見る形。これではどうしても前が楽になる。ハギノハイグレドは大分復調している。次回はまたスマートボーイは注目されてしまい厳しい競馬になる可能性のほうが高いと思う。同じく前に行っていたレギュラーメンバーは休養期間がちょっと長すぎ。息切れした。