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カテゴリ:自家用大型バス
バスのドアってやつは空気の力を使って開けるのだ。
我がバスを車外よりドアを開けるには2種類方法がある。 1.電気的なスイッチがあって「開」側にすれば空気の力で開く 2.空気のレバーを車外から押し込むと空気が抜けて、人力でドアが開く 我がバスの隣にいる日野のレインボーは折戸で、空気を抜いて真中を押せばするりと折戸が曲がる。 我がバスは観光バスによくあるスイングドアというやつだ。しくみもよく理解しておらず、未体験ゾーンである。 数日エンジンを掛けなかったある日、バスの中に入ろうとした。当然もう空気は抜けている。 まず電気的なスイッチで開けようとした。電気で動くステップは動くが、空気で動くドアは開かない。当然と言えば当然。 次に、空気を抜くコックを押しこむ。でも、ドアは開かない。引っ張ってもドアはびくともしない。 しょうがないので、あれやこれやがちゃがちゃやってたら、とうとうステップも動かなくなってしまった。 さて、ドアを開けるために空気を溜めたい。空気を溜めるためにはエンジンを掛けないと。エンジンを掛けるためにドアを開けないと。そんな脱出不可能な入れ子になった。 偶然にも鍵がかかってなかった客席の窓を発見、よじ登って車内に侵入。エンジンを掛ける。空気は溜まり、ドアは開いたが、さっきのガチャガチャで電気信号での開閉が不能に。 こんな状態で実は名義変更に行った。コンビニで弁当買うにも、陸事での乗り降りでも、いちいち空気を抜いたり込めたりしてドアの開閉だ。 ヒューズを見たりなどしたが、原因は不明。自力修理はあきらめいすゞに持っていく。ところが、こちらではいすゞのバスがほとんどいなくて、バスの取り扱いの経験がないそうだ。管内では2台しかバスがいないのだとか。更に電装系専門の人も不在ですぐにはわからないと。 実は整備管理者をしていただいているところもバスの取り扱い経験はほとんどない。別日に症状を電話で伝えるも「うーん」という感じである。 一応持ってきてくださいとの事なので、エンジンを掛け、もしかしたらあっちこっちのスイッチをカチカチやって、で、ドアのスイッチを押すと、シューっと音を立てながらドアが閉まった。あれ、直った。直ったが直った原因不明。 さて、また数日エンジンを掛けなかったあと、ドアを開けようとした。電気スイッチを押すとステップは出てくる。つまり、ドアを開ける電気信号は正常だ。空気が抜けているからドアは開かないが。 空気を抜くコックを押すもやはりドアは開かない。引いてもびくともしない。ここでガチャガチャやるとまた電気信号部分が壊れる可能性がある。同じ轍は踏まない。 やむなく前の持ち主に電話をかける。 「完全に空気が抜けた時、どうやってドアを開けるんですか?」 「ああ、それね。ドアの上の方を叩くとロックが外れてことんと落ちるよ」 だそうだ。 そして実践するが、やっぱり開かないのであった。 今回は計画的に客席・・(セキュリティにより自粛)・・ってエンジンを掛け空気を溜めドアを開けた。 さて、毎回よじ登るのも何なのでどうにか開けるテクニックを身につけなければならないが。何しろスイングドアの仕組みが分かっていないもので、その勉強から始めねばならないか。 スイングドアってどうなってるんだろう? 空気が十分にある時、開ければ完全に開き、閉めれば完全に閉まる。当たり前である。空気を抜くとその中間地点にてブラーンと落ち着く。その中間地点が物理の法則によって落ち着く場所であるが、空気の力によって完開か完閉の状態にしているはず。 空気の力で閉まるとはいえ、空気の力だけで閉まっているなんて怖すぎる。走行中何だかの理由で空気が抜けて開いてしまいそうだ。そもそも、車庫で眠っているとき、空気が抜けてドアが開いてしまう。だから、機械的な方法でロックが掛かっているはずだ。確かに閉めたら最後にカチャっと音がしている。 折戸だったらロックの棒が出ていてわかりやすいのだが、我がバスのスイングドアにはどこにもそのような可動部分が見当たらない。 でもどこかにあるんだろうとする。そしてこのロック機構は空気で動いていると考えている。なぜならば空気が溜まっている時にはちゃんとロックが外れてドアが開くからだ。 このロックを空気がないときにどのようにして外すか、それがポイントなのかも。 ここまではmixiに書いた内容。 次の日いろいろ考えて気づいた。 きっとロックは電気で動いている。空気で動いていたら空気が抜けた時にドアを開けられなくなってしまう。 ロックが外れない原因は空気が抜けてドアの重みがロックにもろにかかり、電気の力でロックを外せなくなっているのではないか。 つまり、ドアを開けるにはドアを抱えて重量を軽減してやれば開くんじゃないだろうか。 本日実践しに行ったら、まだ空気が残っていて普通に開いてしまった。しかし空気は少なくなっているので、音から判断するに閉める時どうやらロックがかかっていない。次エアが抜けてしまっても、おそらくドアはあくだろう。 空気が抜けるのに数日かかるので、実験も数日たたなければできず、気長な作業となりそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.19 18:25:44
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