1286543 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2010.03.22
XML
カテゴリ:短編
一瞬の出来事に、わたしはただ呆然と
目の前に写る光景を
必死に、頭の中で整理していた。

先生の手によってズリ下ろされた
宮元くんのズボン…、とパンツ。
…つまり、今わたしたちの目の前にあるアレは…

桃…?…なワケないよね。
…そうだよね単純に考えれば分かるよね。
アレは…、宮元くんのお尻なんだ。

薄肌色のぷりんとした可愛らしいお尻が
わたしたちの目の前にこんにちわする。
弾けんばかりに元気よく飛び出したお尻を
宮元くんはただただ無言で、わたしたちの方へ
突き出し続ける。

-ちゃんと真ん中でクッキリ割れてる。
…そうだ、正真正銘誰が見てもあれは
お尻…だ。…あの、宮元くんの。

-いやっ…!
-きゃっ…!
-うそっ…!

三者三様の恥じらい交じりのリアクションで
宮元くんのお尻の登場を出迎えるわたしたち女子。
かく言うわたしももちろんその中の1人。

ついにあの宮元くんにギャフンと言わせることが出来た…!
…ホントなら、その目標達成の事実に
誰かにバレてしまうくらいの大きなガッツポーズをして
喜び跳ね上がりたい気持ちなんだけど…

今はそんな余裕全くなくて
…と言うかそんなことよりも
目の前に打ちあがった宮元くんの桃に釘付けで
目を逸らして恥らう振りはしてみるものの
結局は何処に逸らしても
吸いつけられるように視線が舞い戻る場所は
常にそこで
そこにはきっと、宮元くんは前向いてるから気づかないし
見てたってきっと何も言われないよね…!と言う甘えた推測と
むしろジックリ見てやらないと罰にならないじゃん!
わたしは当然のことをしているまで…!と言う
自分の行為への必死の正当化が背景にあって
でもでも他の男子にそんなわたしの姿見られたら
エロい女だって思われるかもしれない…けど
でもなんだかんだで実は宮元くんのお尻に
もの凄く興味津々で、もっと見てみたいと思うし
でもそんなこと続けてたらわたし…!!

頭の中でたくさんのわたしがわたしと口論する。
…でもまとめると、結局のところ
わたしはずっと、宮元くんのお尻を見てた。

他の男子たちはと言う、完全に戦意喪失。
級友のあられもない姿を
ただただ信じがたい様子で無言で眺めている。
1歩間違えば、自分があーなっていたかもしれない…
なんてことを、想像しているのかな…。

「…よし、出たわね。」

宮元くんのパンツ入りズボンを
これでもかとくるぶし辺りまでズリ下ろすと
先生はまず、満足そうにそう呟く。

「………!!」

教卓に両手を付けたまま、ただただ無言で
わたしたちにお尻を披露し続ける宮元くん。
どんな顔をしているんだろう…。
わたしたしからは、その顔を見ることは出来ない。

「…全く、まだまだ子供なのに
 ませたマネするもんじゃないのよ。」

先生のその一言に、宮元くんは咄嗟に片手を動かし
大事そうに何かを隠す。
後ろからだから良く分からないけれど
きっと前を隠したんだよね。

そっか…、先生のあの位置からだと
宮元くんのお尻…どころか、おちん…まで
丸見えだったのかな。
そう考えるとなんだかもの凄く…と言うか更に…
ドキドキしてしまった。
そっか…、まだまだ子供なんだ、宮元くん。
…もぅ。

「…両手は机の上、でしょ?」

そんな宮元くんの恥じらい行為を
真っ向から否定する先生。

「…で、でも…!!」
「あら…、学校初のオールCかしら?」
「…くっ。」

-サッ。

防御虚しく、その一言であっけなく
両手を元の位置に戻す羽目になる宮元くん。
先生の冷たい視線は、きっと確実に宮元くんの
一番大事な部分を捉えていて
ちょっとやり過ぎ…と思いながらも
羨ましい…なんて感情が芽生えてしまったり…
い、いや別に…!!ぃ…。

と、とにかく
見えないと言えど、クラスメイト全員の前で
下半身丸出しの醜態を晒す…なんて
これ以上の屈辱ないよね…。
その上、これからそのお尻を…。

「それじゃ、早速。」

たたくんだよね…、先生…、鬼。

「…えっと、クラスの女の子は全部で15人…よね。
 その女の子全員が嫌な思いをさせられたって言うんだから…
 1人1たたき計算で、15回分ね。」

…なんと言う単純計算…でありながらの
徹底した罰。

「いいかしら?」
「………。」
「返事は?」
「……ぅ。」
「…箇条書き?」
「……!!…は、はぃ……。」

聴いたことないような、減衰した宮元くんの声。
顔が見えないから分からないけど
泣いているように…わたしには感じた。

「じゃあ、行きます。」

そう行って
先生がゆっくりと利き手である右手を上昇させていき
程よい高度に達した瞬間、素早くそれを
1点目掛けて振り下ろす。

「1。」

-ペチンッ!!!

予想外の強さ…を思わせる破裂音が教室に響き
一瞬、教室全体がビクッとする。
…先生、…容赦ない…!!!

「2。」
-ペチンッ!!!
「3。」
-ペチンッ!!!
「4。」
-ペチンッ!!!

絶え間なく続く、先生の
宮本くんのお尻への襲撃。
身を固めてその攻撃に耐え続ける宮元くん。

「8。」
-ペチンッ!!!
「9。」
-ペチンッ!!!

ほぼ完璧な一定のリズムで
何の躊躇いもなくお尻をたたいていく先生。

痛そう…、と言うか、絶対に痛い。
必死で無言で耐えているけど、お尻は嘘を付けない。
先生の数える数字が増していくたびに
先生の手がゆっくりと振り上げられるたびに
宮元くんのお尻が、徐々に赤みを帯びていくのが
面白いように目視で確認が出来てしまう。

「12」
-ペチンッ!!!
「13。」
-ペチンッ!!!

あんなに色の薄かった宮元くんのお尻は
今はもう、良く熟された食べごろの桃のごとく
ピンク色に腫れ上がっている。
痛そう…、さすがにちょっと可哀相…
でも、なんでだかわたし…、そんな光景に
一心不乱で大興奮してた。

「14。」
-ペチンッ!!!

あと1回…!!
ラスト1回が少し名残惜しいような
でも早くたたいてもっと赤らめてほしいような
良く分からない感情になっているわたし。
でも…もう終わらせちゃって先生…!!

頭に刻まれた一定周期のリズムに乗せて
重ね合わせるように最後の15を頭の中で唱える…、と
異常事態が発生する。

わたしの15と先生の15がシンクロしない。
…リズムがずれた…?いや、そうじゃない。
答えはもっと簡単、先生の動きが止まったんだ。

あと1回だよ先生…?、全部で15だよ先生…?
そんなわたしの疑問を払拭するように
先生から飛び出したセリフは

「…梅田さん。」

…え、…えぇ!?
わたし…の名前…?呼んだ…?
…ななななんで…?

「…!!ふ、ふぁい…!!!」

突然の名指しに、有り合わせのギリシャ文字で応答するわたし。

「…最後の1回は、あなたがやりなさい。
 その方が、効果的でしょう。」
「…ぇ。」
「梅田さん、前へ。」

…うそ……。



----------------------------------------------

にほんブログ村 小説ブログ 学園・青春小説へ  にほんブログ村 イラストブログへ  人気ブログランキングへ

1日1回ポチッとクリックしていただけると嬉しいです♪
ランキングポイントが加算されて
ランキング向上に繋がります!
よろしくお願いします~m(_ _)m


by Kuneko





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2010.03.31 16:50:34
コメント(2) | コメントを書く
[短編] カテゴリの最新記事


PR

Free Space

    【CAUTION!】
このサイトには、少年愛,少女愛,CFNMなどの要素が含まれている場合がございます。
不快に思われる方、苦手な方は、閲覧の方をお控えくださいませ。
よろしくお願いいたしますm(_ _)m

Calendar

Category

Archives

2024.04
2024.03
2024.02
2024.01
2023.12

Profile

Kuneko

Kuneko

Freepage List

Comments

革ベルト@ Re:目安箱(02/24) この季節になったら思い出すんですが、小…
享楽虎太郎@ リンクの件について 享楽と申します。 この度、羞恥体験談の…
温泉山猿@ 同じ経験しました でも、幸い熟年の男性垢すり師。 このコ…
りくと@ いとこの姉妹に・・・ 中1の夏休みに中3と小5のいとこ姉妹の家に…
Kuneko@ Re[1]:成長くらべっこ 2(04/21) >>ショタさん いつもありがとうご…

© Rakuten Group, Inc.