TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催中の『大成龍祭2011』
ですが、9月4日は1985年12月に日本で公開された『ポリス
ストーリー香港国際警察』が上映されるという事で、観に行き
ました。
ジャッキーの代表作の一つにもなるため、座席数の多いスクリー
ンでの上映となって、更にDVDの素材でなくブルーレイを使用して
の上映でもあったので、楽しみにしていました。
今まで何度も観ている作品ですが、改めて全編通して観てみると
他の作品同様、新たな発見がありました。一番驚いたのは、冒頭
のバラック小屋で張り込むシーンで、崖のコンクリート部分に「九龍
皇帝」の文字が書かれていた事です。この文字(落書き)とは、20
07年に他界した曾さんという老人が生前、九龍の土地は昔自分が
譲り受けたものだと主張して、街中のあちこちに自己主張の文字を
書いていました。その文字がハッキリと映っていたので、見つけた
時には嬉しくなってしまいました。
上映された作品は、当時日本で劇場公開されたバージョンでなくて
香港で公開されたバージョンなので、オープニングで同僚のキム(
マース)の誕生日を祝うシーンがバッサリとカットされていたり、エン
ディングのシーンもジャッキーが敵に陥れられた怨みを残したまま
終わってしまうので、何とか日本劇場公開版で観る事が出来ない
もんかと思ってしまいます。
(K)