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カテゴリ:気持ち・自分の気持ち・人への気持ち
今から30年近く前、「エイリアン」が公開された。当時のキャッチコピーは「宇宙では、あなたの悲鳴は聞こえない」とこんな感じだったかな。SFホラーの幕開けの作品だったのだ。で「エイリアン」をデザインをしたのはH・R・ギーガーという画家。天才画家のサルバドール・ダリが天才といわしめた画家なのだ。「スピーシーズ」という映画に出てくる女性型エイリアンも彼、ギーガーが手掛けた。 「エイリアン」という言葉もこの映画から広まった。今までは「宇宙人」と呼ばれていたわけだから、その影響力はすごいものだ。 ちなみに中国で「エイリアン」は「外他天空客」と書いたらしい。スーパーマンだと「超人」そのまんま。 さてこの「エイリアン」、多少の変化はあるものの、基本的デザインは変わりなし。 2での「エイリアンクイーン」は映画がつくりあげたオリジナルなのだ。 一作目では、暗くてよく姿がわからなかったエイリアン。ギーガーいわく、人が嫌悪感をいだく虫やらを意識して合わせたとのこと。シラミ、ノミ、とかを顕微鏡で拡大して観察したらなんか閃いちゃったみたい。 ギーガーさんの作品集「ネクロノミコン」がまだ存在するかは、不明だけど、それには、悪夢のようなデザインが、多数掲載されているので、もし、見れたなら、一度みておくといいかも。 パイオニアのCMの模型デザインもやってたなぁ。 有機質と無機質の合成とか、不思議な世界である。第一作は、美術関係はすべてギーガー一色で統一された。それはギーガーのデザイン画を見た監督が「エイリアン」だけでなく、その背景となる世界観以上にマッチしたからだそうだ。早い話、悪夢のような世界が描きたかったらしい。さて5だが、1の話の前になるらしく、何故、1での資源探査船「ノストロモ」号がSOSらしき信号を受信し、訪れた惑星が、滅亡した世界になったかを描くということで、興味ある人、1を見てから5を見に行くとおもしろいかもよ。1の骨と化した巨人が兵器らしきものに乗ったまま息絶えてしまった謎が解けるらしい。(通称:スペースジョッキー) ちなみに1の年代設定は西暦2115年で、 5は西暦2085年となるそうで、1から4までの映画すべてに日系企業の「ウェイランド湯谷」という宇宙資源採掘会社が必ず出てくるのだが、今回も何かにからんでいるのだろうか。 息の長いシリーズになったなぁ。エイリアン、忘れた頃に、やってくる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.26 10:42:20
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