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いやー苦しみました、この小説。元々私はあちらものの小説が苦手。ディックフランシスの競馬シリーズやクイネルシリーズでかなり免疫がついてきたと思っていたけどやっぱりダメでした。上下二巻でしかもそれぞれが分厚いから時間がかかるのは仕方ないんだけど、それでも2冊を読破するのにほぼ10日もかかるとは。
まず翻訳文というのが体にしっくりこないんだよね。英語ならではの比喩などが日本語に訳されるとなんだか変。それと登場人物があまりにも多すぎて、それがしかも同じ章の中で突然場面が変わって同時進行中の別の舞台に話しが移る。下巻あたりからそれらがお互いに関連してくるから、その辺まで進むと違和感がないんだけど最初のあたりはそのペースが掴めずにページが進まない。物語としては面白くて、もっと単純にストーリーを組みたててくれれば楽しめたんだろうけど、私にはちっとも面白くなかった。福井春敏さんあたりに書き直してもらったらもっと面白いと思うんだけど。海外ものを好きな人には評価の高い一冊らしいけど、私はダメだ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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