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ぬこまとillust自由帳(´・ω・`)

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2007.09.26
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テーマ:アニメ!!(3877)
カテゴリ:◇ぽてまよ
〔ぽてまよ〕12話〔ぽて24:花〕。サブタイトルの背景が鮮やかなハイビスカス。いつもと違う匂い。

近くて遠い昔の事。素直君がまだ父と母と一緒にいた頃の話。全体的に白い背景で夢の様な感じの絵。

最終回にしてモリオと云う新キャラが登場。現地でのお父さんのお仕事と私生活の助手の様です。でも、ステレオタイプの黒人は止めた方が良いですよ。日本のanimationは世界中の人が見ていますから。世界中のファンの元に、日本で放映されているanimationが、On-air後、数日(モノによっては数時間後)で大抵は手に入るシステムに、今、成っていますから。

モリオは大雑把な性格ですが、とても暖かい人の様です。こう云う温かい人が身近に要るのって良いですよね。人の温かさって〔伝染〕するもの。モリオの勧めも有って、病気がちな母親に手紙を書く素直君。

〔…ごめんな。〕皇大が子供みたいに頭を布団に擦りつけ、顔を上げずにぽつんと云った言葉。泣いちゃった。この二人って、似たもの夫婦だっのんだろうなぁ。そんな匂いがしました。こう云う夢を追いかけてる人、少年の様な男性と一緒に居る事って、楽しいのだけれど、其れが日常となると話は別で、結構苦労が絶えなかったのかなぁと思いました。けれど素直君のお母さんは、こういう人を支えてあげられる、いえ、一緒に楽しめる良い伴侶だったのだと思います。ドンガシャな料理のシーンを見てて、そんな事を感じました。

其れから火葬場の煙突の引きのシーン。モリオの手紙と父親とが一緒に届いたと云う事が、距離と時間の切なさを感じさせました。

…と云う夢を親子共に見ていた様です。多分前日に、遅くなった母親の誕生祝をして、ぽてまよと父子3人で、川の字で寝ていたせいかな。何となくシンクロした感じ。でも肘轍オチ。ふふ。

転じて朝、みかんちゃんの家では、哉純君が姉の制服を着て、またもや叱られたがっている様子。弟なりの愛情表現。落ち込んだ姉への、気遣いと歪んだ愛の表現の一石二鳥な塩梅

京ちゃんの家では、ぐちゅこの頭の花が咲きそうです。ぐちゅこがいつもと様子が違います。手をばたばたさせて、云いたい事が有るみたいです。手を膝にのっけて。いつも、直接的な接触を極端に拒むぐちゅこらしく無いです。うわぁあんT_T、何だかドキドキ。

みかんちゃんと素直君が、登校途中に出会い、みかんちゃんが昨日の事を謝りますが、素直君は言葉を紡げません。無理やり姉の手を引きその場を去ろうとする哉純君。ぽてまよが頭をぐいぐいと押して、促します。ぽてまよは恋敵のみかんちゃんが嫌いな筈なのに。いい子だなぁ。…と其の時、ぽてまよの花が咲き、空へとふわりと。そしてぐちゅこも。やーめーてー。頼むから。やーめーてー。T_T...

お礼の会釈。散った花。

素直君の心の中には、ぽてまよの花が散る様と、母親の言葉とがオーバーラップします。母親の好きな花の咲くこの日本に、ずっと居ると決めた素直君。そうか、だから日本を離れたくなかったのですね、彼は。花の散る様は別れに似ています。母親の綺麗で儚いイメージは、桜(梅?)の散る様として素直君の心の中に焼きついていたのかもしれません。花と共に散るぽてまよを見て、素直君は母との別れも思い出していたのでしょう。そして、ぽてまよの事を母に近い存在(母親そのものと云う意味では無くて、家族の様な)の様に感じていたのかもしれませんね。ぽてまよが居たからこそ、人と距離を持って付き合っていた素直君が、少しだけ近づいて心を開いて接する様になっていたのに。ぽてまよもぐちゅこも、そんな人との繋がりを支える様な、神様のくれた贈り物の様な存在だったのに。

…ここで汚い大人な私は、残り時間を見るのですよ。あっ…。そうしたらヒヨコが騒ぎ出し、目を覚ます、ぽてまよ。えぇっえーっ。 _| ̄|○ あとは、皆で仲良くカラオケ大会。暴走する初芝君。でも皆楽しそうなので、良しとしますか。種がぽんと飛ぶぽてまよ。軽くスルーでゴミ箱行き。

次の朝。素直君のベッドには、お目々真っ黒な何か。ぐちゅこの所には、ウサギの様な可憐な子が。想像の斜め上を行く展開なEnd(笑)。

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では総括。先に皆さんが思っているであろう事を。JC-STAFFの奴、欲が出たな!(笑)

〔ぽてまよ〕は、今期〔7月~9月〕の作品の中で一番だと思いました。期待していた〔モノノ怪〕と〔BACCANO!〕が、思った程(自分の中で)伸びなかったせいだと思います。

この手のキャラクターdesignで4文字題名の作品は、大体が視聴層が決まっていて、小っさいのを〔萌え見るだけ〕の作品と云う事が多いのですが、この〔ぽてまよ〕はそういった作品とは少し違う様でした。細かい心の機微を描いている、良い作品でした。コメディ部分も、今流行りの(うざったい)パロディ等は殆んど無く、ブラックユーモアなのに優しく見ていられると云う、高等テクニックを駆使していました。

1話づつ話が進み時間が流れる度に、キャラクターの距離感も少しづつ変わっていて、其れが、物語を心情面でも盛り上げていた様に思いました。

けれど、〔ぽてまよ〕を熱心に見ていた視聴者の殆んどが思っていた期待を、がっつりと裏切った最終回でした。最終話で作品をきちんと完結させていたら、多分〔神〕の称号が与えられていたこの作品、それがあの終り方で〔良作〕止まりに成って仕舞いました。

でもね、欲を云えば、24話構成(今の倍)で最終回を綺麗な別れで纏めていたら、多分、凄い作品になっていたと思います。この辺のハンドル捌きが今一つだったのかもしれません。若しかしたら、最終回は2パターン用意していて世間の評判を見てから決めたのかな、なんてうがった見方もして仕舞いました。

本当はちょっと〔らき☆すた〕との比較論を書こうかとも思ったのだけれど、ちょっと言葉が荒れそうなので止めました。簡単に云うと、〔らき☆すた〕で使われた、押井的作品のオマージュ・現実への回帰を語る作品としては、〔らき☆すた〕より、この〔ぽてまよ〕の方が、テーマとしては、ずっと合っていると云う事を、云いたかったのだけれど。。。

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絵の話。最後なので力を入れました。本当は〔おかえり〕のシーンでは無くて〔さよなら〕のシーンなのだけれど、こっちの方が良いかなと思って。みかんちゃんの例のシーンの〔おかえり〕と被っています。ぽてまよは今回を含めて7枚の絵と感想を書きました。9/20みかんちゃんの絵、9/15ぽてまよの絵、9/5ぽて&素直君の絵、8/27ぐちゅこの絵、8/19夏兄弟の絵、8/11主要メンバー5人の絵です。始めの5枚はザツ塗り、残り2枚はいつもの塗り方。でも、みかんちゃんの絵の塗り方は、なんだかちょっと駄目。ていうか、他人の絵だったら〔ダサイ〕って云っているなぁ、この絵。こういうデフォルメさんの絵の何か良い塗り方をもう少し考えないと。
---2007.09.27.00:20文章up---





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Last updated  2007.10.09 00:35:31
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