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埋もれ火のアンソロジー

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2006.08.13
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テーマ:あの頃の話(86)
カテゴリ:あの頃の話
この「フィーリング・カップル5対5」物語を書くにあたって

ヒデクンとオサム君に電話して話したが

二人とも僕同様で記憶が曖昧になっていた。

ナガマツやシンチャンと話しても同じだろう。


僕らは朝早い新幹線で大阪へ向かった。

大阪ABC朝日放送に着いたのは午前中だった。

昼食は何を食ったかおぼえていない。

暗い部屋に入れられ

関西弁を使うテレビ慣れしたような

テンポ早く話す男に次々に指示があった。



女性群からの質問が2つだけ教えられた。

(どんな質問か忘れた)

それにどう答えるかを各自考えなさいというのが

ひとつめの指示だった。

二つ目の指示は

ユニークな質問を各自2つずつ考えなさい。

5人の質問が重複しないようにしなさいという指示だった。


1時間ぐらいしてまたその男に集められ

5人ひとりひとりの答えと質問を聞かれた。

(ごめん。質問内容などをおぼえていないのだ)

そこで

その横着テレビ男が僕に向かって言ったのだ。

ビデオ君、5番向きだよ。君が5番にいって

で、

俺ら5人は早急に座席順を変えることになった。

結果

1番キャプテン、シンチャン

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2番 オサム君

愛の出発15%.jpg

3番 ナガマツ

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4番 ヒデクン

近藤正彦15%.jpg


5番 コックン

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以上の席順で出場することが決まった。


あと

西川きよし「次の質問!」と言った時

元気な声で手をあげること。


その際、質問を二つ持っている人は二本指を立てること、

質問が一つある人は一本指を立てること、

質問がなくなった人はグーであげることが

最後の指示だった。



それから俺ら5人が待たされた時間の長いこと。


変装した桂きんしが

「おはようございます」と言って

俺らの前を通りすぎていったことだけを

おぼえている。

ほかにも関西タレントが通ったかもしれないが

まだ売れない鶴瓶なども通ったかもしれない。



本番がはじまった。

僕らが待たされた細い通路に

やすきよの声が聞こえ

あのプロポーズ大作戦の軽薄そうな

テーマ音楽が流れてきたのだ。


つづく。






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Last updated  2006.08.13 19:09:04
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