埋もれ火のアンソロジー

古伊万里とか柿右衛門とかが巷では有名だそうだが

伊万里に住んでて古伊万里に関心がある人っているんだろうか？

二十歳の頃、東京のどこだったのだろう？

カツ（仮名）に連れて行かれた渋谷の三省堂書店かどこかだったかな？

とにかく東京で「古伊万里」という文字を見て

「伊万里」に「古」がついてるが

それがとてつもなく偉そうに置いてあり広告されてるから

自分とは関係ないのに誇らしいような気持ちになって立ち止まって

しばらく柿右衛門とか初期伊万里とかを眺めていた。




伊万里焼というものはない！

伊万里には大川内焼というのはある。

で、古伊万里とか初期伊万里とかは

有田焼を中心とした焼き物である。

三河内焼、波佐見焼なども近くにある。

（これらの磁器もふくめて「古伊万里」と称している）

輸出する港が伊万里（湾）だったために

「古伊万里」と呼ばれただけの話である。




で、古伊万里は東北地方や北海道でも見つかっている。

多くは東インド会社によって

オランダをはじめヨーロッパに多くが存在してる。




前置きが長くなった。

いや、今回は前置き（序）だけである。



神童コックンが生まれた楠久津も漁村である。

そして番所ノ端（バンシャンハタ）という漁港もある。

当然、歴史を調べたら古伊万里に関係してるとおもわれるのである。



さてさて、「比古太とコックンと古伊万里」

どういう話になるのであろうか・・・。


通りゃんせ