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カテゴリ:書籍
1939年5月から9月まで間、満州とモンゴルとの国境紛争を扱った本です。
満州の背後には日本、モンゴルの背後にはソ連がいます。 あいまいな国境線と関東軍の強硬な姿勢により、 双方ともに大きな損害をだす、事件が発生します。 この本では、戦闘の状況だけでなく、 参謀本部と関東軍作戦課とのやりとり、 ドイツやソ連、イギリスとの関係も書かれています。 ノモンハン事件の流れや当時の軍部の考え方などを知るための資料です。 しかし、日本軍は「上には甘く、下にはきつい」です。 ちなみに戦闘の状況を知るためには、「ノモンハン戦車戦」という本もあります。 ロシア側の発掘資料をもとに書かれています。 先の本では、日本軍の火炎瓶がソ連の戦車にかなり効果を挙げたように書かれていますが、 実際は、対戦車砲の方が有効であったようです。 戦車と装甲車の損害は、対戦車砲で70~80%、火炎瓶で5~10%です。 歴史を知るためには、いろいろな資料を見る必要がありますね。 ノモンハンの夏 ノモンハン戦車戦 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 23, 2008 01:22:48 AM
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