カテゴリ:つぶやき。
うわあぁぁい。 嬉しいよ、嬉しいよ、すごく嬉しいよっ。 涙だよっ、感激だよっ!!
っていうのは、さっき知ったばかりなんだが、
町田 康さんの、 『宿屋めぐり』 の文庫版が、発売されるんだよーーーーーーっ。
「舟がでるぞーーーぃ」の感じで叫びたいくらいの、悦びです。
これ、過去に3回読んでるんですが いずれも図書館で借りました・・・・。買ってないのッス。
だって・・・。 ご存知の方はご存知でしょうが、ぶ厚い。 尋常でなく分厚い。本というより、小箱といった風情の本です。
今のご時勢、タブレット端末やらiphoneはじめ携帯電話なんかで、とにかく出先で何でも出来る。携帯できるのっていう物が、時代の流れでございましょう。
その流れに立ち向かうがごときの、分厚い本なんで・・・。
夢中で読んで、読後また読み返したい気持ちが何度も沸いて、それでも購入するのをためらっていた本なんです。
「文庫が出たら、買おう!」 と思い続けて、待ちました・・・・。ついに、出るんですなぁ・・・(涙)。
一番はじめに読んだのは、娘を妊娠中のマタニティ期だった。 妊娠がわかって、仕事を辞めて、家でのんびりしていた頃だった。
次に読んだのは、約一年後か。 娘が産まれて、10ヶ月くらいだったんかなぁ・・・、 授乳とか家事とかで忙しく、夜中の授乳もバリバリしてたんで寝不足で、それでも夢中で読んだなぁ。 このとき、私が床にうっかり放置していたら、娘がいちばん後のページをビリッと破ってしまったんだ・・・・図書館で借りた本なのに・・・お詫びしましたが、あの時は本当に申し訳なかった・・・。 その後、1歳過ぎの名古屋時代にも借りて読んだ。
娘はもう3歳になりましたよ・・・長らく待ったなぁ。
しばらく忘れていたんだけど、やっぱり読みたい。 文庫本だったら、バッグに入れて携帯もできるし、家事の合間にちょこっと読めそう。何度も何度も読めるわん・・・。
いや、こんなに書いてて、どんな本だかとか、何がテーマだとか、何を言いたいとか、主題とか、メッセージだとか、そういう形式ばったものは書けないし、書けるとも思わない。 そういうのは私にはとても難しすぎて、書けない。無理ッス。
町田作品で、『告白』の評価が高いのに、『宿屋めぐり』はがっかり・・・みたいなレビューなどを散見するのですが、私はうまく書けないけれども、すごく好きです。
『告白』も極めて傑作と思うし、大好きで町田作品の虜になったきっかけでもあるけど、『宿屋めぐり』も、あわわわ・・・すげえぜこれは・・・・と、思うんだなぁわたしは。
じゃ、何がいいんかねっていうと・・・。
なんというか・・・単純に、描かれたその世界にどっぷりハマる。堪能する。 それが心地いいんだな、私には。 めくるめく言葉の海で泳ぐ、もがく、ほいでもうダメかも・・・って窒息しそうなところで思わぬ快感を得る・・・・てな感じ。 描かれてる世界でたっぷり感じる嫌悪感とか、自分にも同罪と思える部分があっての共感、共犯する感覚とか、読んでいて自分の感覚を呼び起こされる。感覚を研ぎ澄まされるような本なんだな・・・・たぶんわたしにとっては。
また私の手元に『宿屋めぐり』が来てくれたら、 きっともっと面白さを発見するんだろうな・・・・と思うとワクワク。
普段の、 ただの主婦だとか、 娘のママだとか、 夫の家政婦みたいな生活だとか、 そういう世界とは、まったく異世界の 超個人的な、感覚的な世界を、また味わいたい。
文庫は7月14日発売だそうな。
主婦のつれづれ、毒吐き、買い物日記など・・・雑多なことを書いてます。
ブログで本のことって、初めて書いたかも。 ・・・読書好きってわけでも無いんですが、好きだったもんでつい熱く・・・。
まぁちょっとご興味持たれた方はどうぞ・・・読んでみて下さい。 そしてついでに、応援のポチリを・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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