蒼龍窟な日々

陽気も良くなってきたので山歩きが趣味のＫさん企画のハイキングに出かける。
大和高取城城跡と高取町土佐街道のお雛様めぐり

近鉄吉野線壺坂駅で下車、バスで壺坂寺まで行き其処から高取城を目指す予定だったが
３人ならタクシーで金額はほぼ同じなので少しでも時間の節約とタクシーを利用
壺坂寺すこし過ぎた所で下車し、山道に入り五百羅漢を見る。

　　　　
岩肌にびっしりと刻まれた石仏群はちょっと不気味
風化が進んで傷んではいるのが心配である。

コースを取り直し高取城を目指す。
高取城の由来は詳しくは知らなかったが
天誅組に攻められたが撃退したという記憶がある。
これによって天誅組は敗走してしまうのであるが
ここには天誅組のことに触れた史跡は無い。
城跡は石垣が残されているだけだが、
山中に残されたこの石垣群が壮大な城と武家屋敷が並んでいたことを物語る。
かなりの規模と思われ、山中の其処此処に石垣が点在している。
写真は天守閣跡付近、

天守閣跡で持参のおにぎりで昼食を済ませ、往路とは反対のコースで山を下る
国見櫓跡から飛鳥方面が見渡せる。

高取市街へ降りていく途中飛鳥方面への分岐点に猿石
猿石の由来やなぜ置かれているかは不明とある。

更に降ってもと高取藩の家老屋敷の植村邸の長屋門が堂々と建っている。

高取の市街地に近づくと人影も多くなってくる。
土佐街道と呼ばれる町並み、
奈良の都造営に駆り出された土佐出身の人達が住み着いたのでこの名前がついたそうです。
３月一杯、「町家のひなめぐり」が開催されていて、民家の玄関先や窓などに
お雛様が飾られている。一軒一軒見てみたかったが時間も限られるので
ざっと眺める事になる。

農協のイベント会場にの陳列は圧巻

町を挙げてのこのイベント、元気な町の人達は町おこしの力となっているのであろう。
時間をかけてゆっくり見たかった。
慌ただしい日常をひと時忘れて楽しい一日だった。