テーマ:DVD映画鑑賞(13634)
カテゴリ:サスペンス
韓国語で"刃物"を意味するこの映画は、韓国映画としてはめずらしい猟奇殺人もの。 しかも、この映画かなり謎が深いつくり。 一度観たくらいじゃこの映画の謎は解けないだろう。 観終わった後に新たに謎が生まれるという異色の映画。 かなりグロテスクなシーンが多く、血まみれ死体を見ても大丈夫な心臓の強い人向け。 R-15指定なので、子供は観てはいけません。 主演の二人は、1998年に「八月のクリスマス」でも共演している。 韓国映画がほとんど日本で上映されることのない頃だが、日本でも話題になった。 ハン・ソッキュは翌年には「シュリ」と本作「カル」にも主演するほどの韓国大スター。 今はあまり聞かないけど。元気にしてるんだろうか。 出演陣は皆さんいい意味で個性もクセも無く、 もちろん演技が上手なので違和感なく落ち着いて観ていられます。 その分、映画の内容に集中できるんだけど・・・ 韓国映画の持つ実直で物堅い雰囲気が漂うおかげで、ピリピリした映画。 しかも5人分の死体が切り裂かれ、ばらばらに発見されるややこしいストーリー。 冒頭から展開が早く画面は暗く残虐なシーンが多い。 場面切り替えも速いため、観るのにはかなり神経を使う。 肝心の謎解きについても「この謎は一人では解けない。」という謳い文句の通り複雑。 映画を観終わった人の為に9つの謎が用意されているんだが、 私も何度か観たけど、全てを理解するのは困難でした。 結局は謎解きHPで解釈がでているので、参考にさせて頂きました。 が、そんな解釈も千差万別。 ここまで考えて観る映画は珍しいでしょう。 こだわる人は何度も納得するまで見直したくなる作品でしょうが、 嫌いな人は中途半端な気持ちで観ると余計に混乱するので、近づかないほうが良いでしょう。 【ストーリー】 ソウルで発見された3つの死体。被害者達は体を切断され、その一部を持ち去られている。 捜査を進めるチョ刑事(ハン・ソッキュ)は、 3人とかつて交際していた美しい女性スヨン(シム・ウナ)に行きつく。 しかし彼女は、手がかりとなる自分の過去を語ろうとはしなかった。 スヨンの過去には何があるのか、そして被害者の体の一部が発見されないのは何故なのか? 被害者が加害者に、そして加害者が被害者へと日々姿を変える迷宮の中で、 ようやくスヨンの記憶に踏み込んだチョ刑事は、目覚められない悪夢の結末を迎える・・・。 1999年/韓国/本編118分/原題:tell me something 監督・製作・脚色:チャン・ユニョン 製作:ク・ボンハン 脚本:コン・スチャン、イン・ウナ、シム・ヘオン 音楽:チョウ・ヨンウク 出演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ、ヨム・ジョンア、チャン・ハンソン カル公式ホームページ:http://www.nifty.com/kal/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 15, 2005 07:10:45 PM
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