ミステリースクールの伝統
まず、私の個人的な問題が、再度ミステリースクールのイニシエート達にまで及んでしまったことについて深くお詫びいたします。私はこの離婚を私的な事柄であると考えており、相手の主張に返事をしたり、泥試合に応戦したりすることを選択しませんでした。私は自分のリネージ(血統)や権威を擁護する必要があるとは信じていません。競争を始めるつもりはないので、今までどのメッセージについても反論はしませんでした。この愚かしい一件に、エネルギーを費やすべきものではないと感じているからです。他にすべきことが沢山あります。私はワークを行い、私の人生を続けていくつもりです。 「なぜミステリースクールで学ぶ選択をするのか」というのは深遠な問いです。私が過去18年に渡って関わってきた多くの正当なミステリースクールの指導者達から聞かされた、この質問に対する答えは、次のようなものでした。「我々がミステリースクールで学ぶことを選択するのは、ミステリースクールが波動と周波数を変化させるアルケミーを提供するからである。アルケミーの結果として得られる変容と変質ゆえである。」この他にもイニシエーションそしてティーチャーの訓練、ヒーラーやセレモニーの訓練のために、ある特定のミステリースクールで学ぶという選択をする理由があることは言うまでもありません。しかしながら、私が過去に関わりを持ったミステリースクールのリーダー達の殆どは、多くの伝統から学んでいました。彼らは自分の教えを「真のリネージ」であるとか、絶対唯一のものなどと宣伝しません。真の教師はこのようなことについて多くを語らないものです。彼らには語る必要がないからです。 皆さんが、他の人に考えてみるよう問いかけたことに感謝します。逆に自らに問い掛けてみるよう提案したい質問が、幾つかあります。「自分だけが絶対唯一の存在と主張するようなスピリチュアルなティーチャーやリーダーをあなたはどう思いますか?」個人的に私はそれは恐ろしいことだと思います。私はこの世の誰かがすべての真実、唯一の真実や正真正銘の真実を把握しているとは信じていません。他にも問うべき質問はあります。「高潔さを欠いたスピリチュアルティーチャーにあなたが満足できる部分は見つかりますか? 高潔でない教師とワークをすることはあなたにとって安全だと思いますか? 高潔さについてのあなたの価値感はどのようなものですか? あなたが関わるのに好ましくない、安全でないということを示す高潔さのレベルの線引きはどのあたりにありますか?」などです。 識別と判断の違いを、はっきりさせることが大切です。Dr.ボブは、判断というものは恥辱と非難を含むものであると私に教えてくれました。識別とは、事実および私達の個人的な価値システムに基づいた理性的な決断によるものです。誰をスピリチュアルな教師に選ぶべきかという場合には必ずあなたの最高の識別能力を使って選択するようにしてください。このような自己評価や先程のような質問を自らに問うことなどが、正しい道を識別するプロセスの一部となるのです!このような形を通じて、あなた方にお答えすることになった、もたらされた英知に感謝します! これらの問題は法律上は解決済み(のはず)です。私達の離婚の同意書には、お互いのクラスやビジネスについてコメントしないこととする、と明言されています。さらに2005年12月以前の全ての資料、プログラム、マーケティング等に関する権利を双方が同じく保有するとも明記されています。つまり、これらすべてのプログラムを教える完璧な権利を私達は両者とも持っているのです。 どのようなことが、あのようなメッセージのきっかけとなったのかは、私は知りません。もしかしたら、私達が最近ネオアデプトプログラムを日本で、ガイド・トレーニング・プログラムを日本とアメリカで、またアダムカドモン・ティーチャープログラムを日本とアメリカで、さらにティーチャー・プログラムをアメリカで成功させたからでしょうか?もしくは皆さんが私に送ってくれたあのメッセージの中で、彼がまさにこれらのプログラムについて触れているのは単なる偶然なのでしょうか?本当にその人が神の使者で光の存在であったとしたら、たとえ誰であれ、頑張ってワークをし困難な状況の中で成功を収めたとしたら、そのことを大いに喜んでくれるはずではないでしょうか?皆さんはどう思われますか? イニシエーションの伝統には様々なものがあり、その中には私が常に自分の伝統としてきたものもあります。つまり北アメリカの伝統です。1998年に北アメリカのミステリースクールの主導権がグッドニーと私というカップルに対してハンドダウンされてから、ずっと私はこのリネージとそこからの完全な権威を持ち続けています。 私がワークをするのに彼のリネージや権威を必要としたことは、一度もありません。私のリネージと権威は、ネイティブアメリカンの教師であるDr.ボブから私が受けた長年に渡る修行に源があります。私はガイドや3rdディグリーのイニシエート、ティーチャーや2ndディグリーのイニシエート、アデプトや1stディグリーのイニシエートを、イニシエートする正式な資格と、過去に行ってきたミステリースクールのプログラムを教え、ハンドダウンする権限を持っています。 2006年より、私は自らの権限によりミステリースクールを指導する承認を北アメリカの長老達から与えられています。私達のイニシエーション、私のワークや教えは私の知識とリネージ、私の伝統におけるやり方を中心とするものです。その結果様々な変化が生まれました。私は長年に渡って多くの教師から学んでいます。私は過去18ヶ月の間に多くの正式なイニシエート達に私達のカリキュラムとイニシエーションのガイドラインを作るにあたってのアドバイスを求めました。このようにして、例えばカバラなどの伝統的なプログラムの指導方法にたくさんの変化が生まれました。私はこのことをとても刺激的なことだと感じていて、ワークと共に進化することに喜びを感じています。 現在、私はミステリースクールの古いパラダイムが変化していると個人的に信じています。つまり、リネージと権威についての議論というものがもう的外れになってきているのです。大天使の光線を通して来る新たなエネルギーによって伝統が再建され、新たなミステリースクールのリーダー達がワークを推し進めるにつれて、様々な土地にある古代の伝統も再建されてゆくということを私は知っています。私はこの変化を喜びをもって甘受しています。私はこの新しい始まりが真実で、正しく、光の時代の幕開けであると疑う余地もなく知っているのです。あなたがたも自分自身でそれを知る必要があります。瞑想し、祈ってください。以上の事柄について何を信じるかの決断にどうぞあなたの識別力を生かしてください。 このことで私がニューエイジャーということになるのであれば、私はそれを誇りに思います!私はリネージと権威の問題が多くのイニシエートの間で、エリート主義的態度を生み出している様子を目にしてきました。エゴに捉われているのでしょうか?それはリネージと権威の真のギフトとは全く違うものです。イニシエーションの伝統というものはヒーラー、指導者、偉大な教師を生み出すもので、スピリチャルな意味において重要でありたいというエゴに捉われたエリート主義者を生む為のものではありません!ニューエージャーでいるほうがずっと好ましいとさえ思えてきます。皆さんはどう思われますか? もし仮に私の北アメリカのミステリースクールの伝統におけるリネージ、知識、権威があのミステリースクールの共同創始者として10年に渡って指導するのに充分でないというのであれば、それではいったい何があれば充分なのですか?とお聞きしましょう。あのミステリースクールはゴールデンドーン・ミステリースクールでもなく、アイスランドのヴァイキングミステリースクールというのでもなく、ケルティック・シャーマニック・マジック・ミステリースクールというのでもありません。チベットのミステリースクールでもマーシャルアーツ(格闘技)ミステリースクールというのでもありません。それは私のリネージと伝統ゆえにロッキーマウンテンミステリースクールという名前だったのです。この事実によってこの問題は決着がつくと私は思います。どう思われますか?愛を込めて。ローリー