1998年におきた和歌山毒カレー事件。昨日(2009、4、21)最高裁が林真須美被告の上告を棄却して死刑確定と出た。正直まだやっていたのかと思った。当事者の方々からしたらずいぶん長い裁判だったと思う。日本はなぜこんなに遅いのか・・。もうすぐ始まる裁判員制度で日本の裁判は早く結審するようになるのだろうか?
ハムラビ(ハンムラビ)法典 ルーブル美術館所蔵
ハムラビ法典は古代オリエントの都市国家バビロン第一王朝第6代目の王ハムラビの作った法律書(書ではなく石柱だが・・。)であり、現存する世界で2番目に古い法典と言われている。学校の教科書でおなじみですね。
正面
バビロンのマルドゥク神殿に置かれた。
「前書き・本文・後書き」の3部構成となっていて、本文は慣習法を成文化した282条からなる。前書きにはハンムラビの業績が述べられており、後書きにはハンムラビの願いが記されている。(ウキペディアより)
今は王の所信表明的な碑とも言われているそうだ。
裏側、楔形文字が細かくびっしり。楔形文字はもともとシュメール語を表記する為の文字だそうだ。
ハムラビ法典上部
左 ハムラビ王
右 太陽神シャマシュ
太陽神シャマシュから「王に法典を授けた」と言う絵らしい。
ハムラビ王の生誕は紀元前1810~1750年
都市国家バビロンがシュメール、アッカドを統一してバビロニア王国となった。ティグリス川、ユーフラテス川流域の今のイラクの位置になる。
「目には目を、歯には歯を」(ハムラビ法典196~197条)
「やられたらやりかえせ」的意味にとられているが、それ以上の過剰な報復は許さないと言う事が、本来の趣旨らしい。(なる程)
現代日本の刑事裁判制度において「犯罪被害者がないがしろにされている」という世論が昂まっている現状と比較しても、古代バビロニアの司法制度は現代人の目から見て見劣りするものではない。(ウキペディアより)