比較
あるメルマガの記事を抜粋。比較について書かれている。「比較」によって、はじめて見えてくるものがある・・・ということです。 比較しないと決して見えてこないものがある、ということでもあります。 例えば、貴方が買おうとしている、定価99,800円のパソコン。 家電大手のA店に行きました。 すると、30%オフの69,860円で売られていました。 この値段は、高いのでしょうか? 安いのでしょうか? 30%オフなので「これは、安い!」と思って購入します。 帰りに念のため別な家電大手のB店に寄って値段を見たところ、なんと35%オフで64870円で売られていて愕然とした・・・ということは、よくあると思います。 物の価値というのは、「絶対的な基準」によって判定することは難しく、「相対的な基準」によって大きく影響を受けるわけです。 人間の評価、人間の自己評価というのも、「相対的な影響」を大きく受けます。 例えば、「自分はちっぽけな人間だ。生きる価値もない」と思ったとしても、本当にそうなのか? ちょっと見方を変えるだけで、自分の存在価値が違って見えてくるということがあります。 わかりやすい例で言うと、給料30万円のサラリーマンがいたとします。 「俺は、給料30万しかもらえないダメなサラリーマンだ」と自己を低く評価する人が多いでしょう。 確かに、「月収100万円をもらっている人」と比べると、「月収30万」は低く見えます。 しかし、失業中で給料をもらっていない人もたくさんいます。 派遣切りにあって、仕事をしたくても働く場所がない、という人も。 あるいは、アルバイトで月収15万円しかもらえない人もいます。 それと比べと、「自分は2倍も収入をもらっている」という見方もできるわけです。 心理学の用語で、「下方比較」「上方比較」というのがあります。 自尊感情が脅威にさらされるような状況において、人間は自分よりも下のレベルにいる人と比較して「あの人よりは自分はましだ」と思うことで自分を安心させる傾向があります(下方比較)。 また、自尊感情が高まっていて、自己向上動機が作用する場合は、「イチロー選手のようになりたい」と思って野球を頑張る子供のように、自分より優れた他者と比較(上方比較)することでプラスの効果を生むこともあります。 ただし、自尊感情が高くない状態で、上方比較をすると「俺は、絶対ににイチロー選手みたいになれるはずがない」とマイナスの感情に支配されるでしょう。 わかりやすく言えば、ネガティブな感情に支配されている人は、下方比較によって、自己評価を上げるべきです。 ポジティブな感情に支配されている人は、上方比較によって、さらにモチベーションを高めることができます。 ネガティブな思考傾向が強い人は、上方比較をしてドンドン落ち込んでしまい、やる気を失って、さらに落ち込むというマイナスのスパイラルに陥ってしまいます。 ですから、自分自身を評価しようとする場合は、「上方比較」「下方比較」に偏るのではなく、さまざまな対象との「比較」によって、自分自身の現状をあぶり出し、自己理解を深めていく・・・ということが大切だと思います。以上。上方比較だな、俺は。目指すべき上があるから、モチベーションが高まる。自尊感情が満たされたプラス思考なのだろう。下と比較して、安心してはダメだろう。というか、上と比較して、まだまだだなと思う、俺がいる。尽きない向上心。ただ、持病があるので、そこは理解しなくては。今日も、持病が発生したが、いつもより軽かった。38分くらいで治まった。いつもは1時間近くかかるのに。しかし、毎度だが、持病はきついや。寿命が縮まるような気がするくらい。ところで、「ビジネスモデルを見える化するピクト図解」を本屋に予約。1週間くらいで届くそうだ。水曜日に「すいすい簿記マンガみてGO!日商3級」を立ち読みしようと思う。やはり、俺は、言論より、ビジネス系に行きたいかなぁ。とはいっても、ビジネスと言論(学問)の敷居は縮まっているけどね。学問(行動経済学やゲーム理論やファイナンス理論など)がビジネス書に使われている。ま、政治学はさすがにビジネスにはあまり使われてないかねー。経済学は頻繁に使われているけど。本当は、どちらもやればいいのだろうが、やはり二兎を追うのは、集中と選択とは真逆なので、強みが発散されてしまうだろうな。どちらかを選んで、どちらかを捨てねば。ま、そのうちに答えが出るだろう。では、では。