カテゴリ:7月の誕生花
初夏から晩夏に、毛が密生した茎の羽状の葉のわきに花柄を細く伸びし、黄色い花弁を反り返らせた花が房状に咲き、結実すると緑の実が大きくなって赤や黄色に熟して甘酸っぱい味がします。 7月26日にご紹介する誕生花は、アンデス生まれの家庭菜園の人気者、トマト。 花の名は、英名のtomatoからで、ホオズキの果実を指すメキシコ先住民(アステカ人)のナワトル語tomatl(膨らんだ果実)に由来しています。 トマトは果実の色によって、甘味に富む桃色トマト、酸味が強い赤色トマト、黄色トマトの3つに大別され、果実の大きさによって、大玉トマト、ミニトマト、中玉トマトに分類されます。
江戸初期に渡来しましたが、青臭く真っ赤な色が敬遠され、食用として利用されるようになったのは明治以降で、今では糖度が高く甘いフルーツトマトもあります。 花言葉「完成美」は、品種によって色や形、大きさが異なりますが、緑の実がルビーのように真っ赤に熟していく様子からつけられたのでしょうか。 花言葉「感謝」は、トマトに含まれるビタミンやミネラル、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸、グルタミン酸、リコピンなどさまざまな成分の働きに対してつけられたのでしょう。
トマトは、ヨーロッパでは昔から「トマトのある家に胃腸病なし」「トマトが赤くなると医者が青くなる」などのことわざがあります。 赤色の天然色素リコピンはカロテノイドの一種でトマトに多く含まれ、強力な抗酸化作用を持つことから、血流の改善や生活習慣病の予防効果などが期待されています。 トマトは花房がついた下のわき芽が強く伸びる性質があり、梅雨や夏の暑さに、わき芽かきを怠たるので、色づいた実が交錯した枝の茂った葉で見えにくくなっています。 原産地では毎年実がなる多年草だそうですが、ゴールデンウイークの頃でも低温になることがあるので、ご近所では苗にビニールをかぶせていました。 ナス科トマト属、非耐寒性一年草、原産地:南アメリカ トマトの花言葉:完成美、感謝。 トマトの誕生花:7月26日 流通時期:ポット苗を春に見かけます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.07.26 10:31:22
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