六本木の空の下で
新しい年を迎えて早々の1月初旬。
身近な人が続けて2人、亡くなりました。
一人は、ここ10年来のお仕事先の担当者。
もう一人は学生の頃からの30年来の友人。
どちらも動脈瘤破裂でした。
二人とも昨年末に会ったばかり。
特に友人の方は、ワインを抱えて彼の自宅まであがりこみ、いつもの仲間と楽しく呑み食いして新年会の日取りまで決めて楽しく別れたばかりでした。
誰もが必ず経験し、そして年とともに重ねていく経験ですが、それでも時として、すぐには受け止めきれないこともあります。
「悲しい」「淋しい」と言い合う友人たちの傍らで、そんな一言さえまだ呟くことができません。
星になった友人が住んでいた六本木。
その青い空の下で、ふと佇んでいる私です。