カテゴリ:独自取材
書き直しの続きです。第1回はこちら。 第2回はこちら。
わらじ牛丼を食って満足したので、球場をぐるりと一周することにする。 球場のすぐ裏は川になっており、近づくとせせらぎが聞こえてくる。
近づくとせせらぎ
若い婦女子と一緒であれば靴を脱いで水に入り、アハハウフフとやるところだ。 だが今は 「一人でファームの試合を観に来ている、カツ丼を食ったばかりのデブ」 というアハハウフフとは最も縁遠いシチュエーションなので軽くスルーする。 PTOは大切なのだ。
ライト側の外野はほとんどスペースが無く、リトルリーガーが軽く陣取る程度だ。
何のために太鼓を設置しているのだろう。 実は家族の会話を全部太鼓で交わす太鼓家族で、 「ドンドンドコドン(おかあさんこのおにぎりおいしいね)」 「ドコドコドンカッ(タラコもあるわよ)」 なんて会話をするのかもしれない。
学生時代からのライオンズファン仲間のSだ。 めったに西武ドームにも姿を現さないくせに、小鹿野には来たらしい。
64 「なんだSか、貴様も小鹿野に来たのか」 (※同) S 「ああ、珍しい球場なんでな・・・ここには車で来たのか?」 64 「いや、バスで来た。貴様は車か? 車なら帰りは乗せてくれ」 S 「いや、タクシーで来た。」 64 「タクシー!? どこから?」 S 「・・・・西武秩父から」 64 「西武秩父からタクシー!?いくらかかった?」 S 「・・・14000円くらいかな・・・」
S 「いや、結構近いと聞いてたし・・・」
どこの情報だ。
64 「はあ?試合見ないの?」 S 「午後から仕事なんだよ」
愛すべき野球馬鹿とはちょっと違う、真性の馬鹿だ。 バス停の位置を教えてやり、Sと別れる。 ウソを教えてやればよかったと、別れてから思う。
Sと別れて球場を一周する。
10割の人々
観客の構成は地元の人が約10割、ライオンズファンとスワローズファンがそれぞれ約0割と、両チームのファンが拮抗した緊張した布陣。 ただ地元の人がライオンズファンだったり西武ファンだったりと、かなりライオンズに有利な感じだ。
お立ち台バックネット席
一周して気づいたのだが、バックスクリーン裏に無理やり席が作られている。観客席というよりもお立ち台に近い。 偉い人があそこに招待されて、下々の者を見下ろしながら観戦したりするのだろうか。 ミニスカートの婦女子を登らせて、お偉いさんが後から登ったりするのだろうか。
なんとなくただの記録席に見えないこともないが、暇だと人間あらぬ事を考えるものだ。
しつこくつづきます。 明日は水道橋から、続きは木曜以降に。
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Last updated
2009年06月17日 00時14分12秒
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