甲府の名物といえば、麺類ではうどんの一種とみなされる『ほうとう』が思い浮かぶし、実際に有名店の【
小作】甲府駅前店で『カボチャのほうとう』を食べたことがある。
ところで、鶏のもつの煮込みが『
甲府鳥もつ煮』として甲府名物になっているのは初めて知った。
「
そば屋に行って、まず『鳥もつ煮』を頼み一杯飲みながら、仲間と楽しく語らい合い、シメに「さて、蕎麦でも食べてみるけ?」
甲府でよくある風景」 だそうである。
甲州のそば屋では『鳥もつ』がメニューに並んでいるそうで、その元祖の店でそば屋酒を楽しんだ。
【奥藤本店(おくとうほんてん)】 山梨県甲府市国母7-5-12
ホームページ、
紹介ブログ
創業が大正2年の老舗で、10店くらいの
暖簾分けの店がある。
『鳥もつ煮』は、ここ【奥藤本店】の2代目が、昭和25年頃に発案したものだと言われている。
『アサヒ樽生(中)』\580
店のお勧めは、そば、鳥もつ、天婦羅に小鉢がつく『彩りセット』\1,800や、なめこおろし、とろろ、うずら卵の付いた『三味三段そば』\1,700:天婦羅付きは\2,200)だそうだが、馬刺しも食べたいし、違うそばも食べたかったので単品オーダー。
『馬刺し』\1,100。
馬刺しだと長野県や熊本県が有名だろうけど、なかなかおいしかった。
『甲州鳥もつ煮(小)』\500(大は\600)と『冷酒 谷桜(300ml)』\900
作り置きしてないで、注文毎につくるそうでわりと時間がかかるので地酒も追加。
甘めで濃いめのタレが鳥もつによくからんで、なかなかのおいしさ。
濃すぎて酒にあわないと感じた人もいるようだが、私にはちょうどいいくらい。
そばは、ホームページにも載っている『清流・生わさびそば』にしたかったのだが、生山葵が品切れorz
『カレーそば』も評判がいいが、鳥もつを煮込んだ『つけもつもり』\900をいただくことにした。
「
鳥もつがつゆの中に煮てあります。くせになる味。」とお品書きには書いてあるものの、イチ押しメニューではなさそうだ。
そばは、北海道産のそば粉と富士山系の湧水で打っているとのこと。
鳥もつが入っているが、別に味付けされているわけじゃないので、そばつゆで食べてもたいしておいしくもないなぁ、というのが率直な感想。
『鳥もつ煮』のタレの味が一緒に楽しめるようなものになれば違うかもしれない。
そばは、まずまずではあるが、直線的に感じるおいしさでもなかった。
ごちそうさまでした~
甲府では、【奥村本店】が360年以上の歴史を持つ、甲府で最も古いそばの店で、
ここから独立した人たちが、奥の字がつく【奥○】という屋号の店を開いている、とどこかのクチコミにあった。
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