Xデーになる前に行っておこうと思って...
日暮里で路麺なら【六文そば】、【一由そば】などの東側の店に目が向くが、今日は是非体験しておきたいと思って西の方へ。
駅から西に向かうと「夕やけだんだん」の坂の先、谷中銀座が見えてくる。
今日も猫の写真を撮っていた人がいたよ、ゆるやかな世界
谷中銀座の商店街に入ってすぐ、昔ながらの立ち食いそば屋がある。
【初音そば】 台東区谷中3-11-14
紹介ブログ1、
紹介ブログ2、
紹介ブログ3
以前から存在は知っているけど入るのは初めて。
紹介ブログ2のたーぼーさんが別のブログで 「
路麺世界遺産というよりレッドデータ特A」 なんて言うもんだから食べておかなくっちゃ、って思って。
土日は混み合う谷中銀座も月曜日の午前中は人通りは多くはない。
店は先客&後客ゼロ。5人ほどのカウンター席で椅子あり。
老主人ひとりのまかない。店内には相棒らしき人とのツーショットの古びた写真が貼られている。
後で撮った写真だが、軒先に屋号が出ている。
小銭を扱うレジも昔の八百屋・魚屋で見たようなやつ。
私が「ここは何年やられているのですか?」と尋ねたら、
「35年。」と答えてからはしゃべるしゃべる
紹介ブログ1のケビンさんによれば85歳と高齢。
老主人とケビンさんとのやりとりで、
「あの階段の上からは富士山が見えるんだよ。それから、この道路の向こっうかわは荒川区で、こっちは台東区なんだ、あっちの端っこは文京区なんだよ。面白いよね。」
なんてのがあるが、デジャビュだよ
ほかに結構 不景気なことやダメな政治のことを嘆いていたね。
『天ぷらそば』\270をいただいた。安過ぎ
紀州屋製麺の茹で麺、悪くない。つゆは甘め、味やや薄め、悪くない。天ぷら、揚げ置き、ふんわり感、悪くない。
この昭和の雰囲気で安過ぎるおそばに文句なんてつけられないよ
ごちそうさまでした~
老主人とのゆったりした心地よいやりとりは、
紹介ブログ3を読んでいただければ、より一層理解できると思う。
食べ終えて店を出て、谷中銀座の端まで行って駅に向かうために戻ると、客ではなくてスーツを着た人(大家? 出入り業者?)が勝手口の方から覗いて老主人と話している。
老主人の声がちらっと聞こえる。
「もう駄目だなぁ。来年は
ごにょごにょ... 年金が
ごにょごにょ...」
高齢&不景気のため、Xデーは近いのかも知れないので、昭和の雰囲気の路麺好きな方は悔いを残さないように早めにどうぞ。
※ 台東区内の立ち食い・路麺・イートイン・ファストフード系の店への訪問履歴はこちら。
※ 2011年1月閉店