【特集:郷土料理のそば3】で取り上げた
京都の『にしんそば』を再び
元祖の店で
四条大橋すぐ、日本最古の劇場の「南座」の隣に店はある。5年10ヶ月ぶりの再訪
【松葉 本店】 京都市東山区四条大橋東入ル川端町192
ホームページ
『にしんそば』は、
文久年間(1861~63)創業の京都のそば屋 【京都 総本家にしんそば・松葉】の二代目が明治15年頃考案したのが発祥とのこと。
『
東京五つ星の蕎麦』では「全国蕎麦の名店217軒」のうちに選ばれているほか、ビッグコミックの人気漫画
『
そばもん(13)』でも【松葉】さんを取材して『にしんそば』誕生の秘話を描いている。
前回は2階に通されたが、今日は地階へ。中途半端な時間帯だったのだが客入りは悪くない。いつも繁盛してるんだろうな。場所柄、インターナショナルな客層。
目当ての『にしんそば』\1,200+税。
おさらいで他店で『にしんそば』を食べた時の文章を編集:
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『にしんそば』の一般的なイメージがこちら にしんをそばの間にくぐらせてサンドイッチ状態にしている(橋かけ)。
【松葉】さんの
ホームページの『にしんそば』の写真も同じようにサンドイッチ状態にして見栄えをよくしている
が、実際に供されるのはご覧の写真。
丼の底ににしん煮を置き、その上にそばを載せてつゆをかけている。
2009年5月のANA機内の上映番組で京都グルメをとりあげて【松葉】さんも紹介され、「食べている最中ににしんの旨みがつゆに溶け出しておいしくなるようにしている」と店主が語っていた。
上品なつゆと甘辛く煮込んだ身欠きにしんとそば、さらに香りがよくやわらかい京の青ネギとの相性が良く、京を代表するそばの地位を確立するとともに、全国各地にも広まって地域を問わず、そば屋の定番品書きのひとつとなっている。
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そば自体がもっと美味しければいいのにね。
ごちそうさまでした~
【訪問履歴】
1回目:
2009年6月8日 『にしんそば、にしん棒煮』他
※ 京都府のおそば屋さん巡りの履歴はこちら。
※ 【特集:郷土料理のそば】の一覧ページはこちら。
※ 『にしんそば』のコレクションのページはこちら。
※ ”元祖○○/△△発祥のそば屋の料理”飲食のまとめページはこちら。
※ 2018年4月21日追記:
” 『にしんそば』のルーツ” に関して、北海道江差の【横山家】(北海道檜山郡江差町姥神町)
であるとの説もある。
京都名物として知られる『にしんそば』は、かつて江差から北前船によって日本海を経由
して、周山街道、若狭街道のニシンロードで運ばれたニシンによって作られたもの。
「それならもともとのルーツは江差ではないでしょうか」というのは江差町で現在も
『ニシンそば』の味を守っている横山家ご主人のご意見です。(江差町公式HP)
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【横山家】は江戸時代から明治時代にかけてニシン漁で栄えた旧家で北海道の有形民族
文化財に指定されている観光名所だが、2018年3月下旬に8代目当主が急死したため、
5月末で一時休館する。
7代目当主(故人)が『にしんそば』を考案したことで知られている。
とのこと。