【特集:郷土料理のそば】の第7回目で
福井県の『越前おろしそば』を取り上げているが、Part12ということで、福井駅前のファストフード店で、同じく福井名物の『ソースかつ丼』と一緒に食べてみよう
【小川家 福井駅前店】 福井市中央1-11-4
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福井名物の『ソースかつ丼』と『越前おろしそば』を提供するファストフードのチェーン店。
今年の1月に自己破産したとの
ニュースも流れたが、こちらの福井駅前店は経営者が別のFC店であるため、営業を継続している。
現在地と少し離れたところで営業していたが、福井駅前再開発事業に伴って2013年1月に閉店。その後、同年10月に福井駅に近くなった現在地で復活営業中。
ちなみに、東京には高田馬場や吉祥寺に進出したが既に閉店している。
入店して直線カウンター席に着席。おかわり用の水がセルフになるくらいで、あとはすべてフルサービス店と同じ。尾根遺産ひとりのまかない。
お品書きを見ると、『ソースかつ丼』のラインナップは揃っているけど、そばは『越前そば』のレギュラー\400・ハーフ\300・丼用ハーフセット\280の3種のみ。サービス形態とあわせて考慮すると路麺店に位置付けるには厳しいが、ファストフード店なのでリストには載せておく。
ああ、夏季は『とろろそば』はやっているんだね。そば無しの『ちょい飲みセット』もある。
いただいたのは『かつミックス丼+おろしそばハーフ』\880。
蓋をパカッと開けるとソースかつ各種。ロースとヒレとチキンかつ。一般的にはロースだけだね。
福井名物の『ソースかつ丼』は東京の早稲田大学向かいの鶴巻町にあった洋食店【
ヨーロッパ軒】 (1913年開店)が最初に作ったといわれ、関東大震災後に店主が故郷の福井に戻って再開して福井の名物料理になったそうだ。
ここのミックスかつはいろいろな味の変化が楽しめてまあまあの出来。
そして『おろしそばハーフ』。
福井県では「
農村漁村の郷土料理百選」に選ばれている『越前おろしそば』。大根おろしとつゆでいただく、おろしそばだ。
かつて昭和天皇がご来福になられた折、「越前で食べたおろしそばは、おいしかった。」と側近にお話になられたことから名付けられたそうだ。
歴史は古く、慶長6年、京都から城主としてやって来た本多富正公が最初だと言われているらしい。
詳しくは、
こちらを参照のこと。
ここのは、太めのそばは悪くないけど、辛味大根の辛さも弱いし、有名店のものに比べるとがっかり感が出ちゃう。観光客が目当てにして訪れる店ではなく、地元民が手軽に安い値段で『ソースかつ丼』メインで食べに来る(あるいはテイクアウトする)店なんだろうね。
ごちそうさまでした~
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