「世界遺産級」「噂通り驚愕の外観」「超ド級な昭和レトロ」「昭和を通り越した」「暖簾が無ければただの廃墟」「知らなければ まず入らない」「この強烈な場末感」「敷居の高い老舗食堂」
食べログのクチコミでは、こんな愛情あふれる賛辞(?)の言葉で溢れている
【伊勢屋】 兵庫県神戸市兵庫区下祇園町18-6
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初めて訪れる地で土地勘が全くないが、神戸市兵庫区平野交差点、平野市場(2010年に閉鎖)というところの南側にある。昭和40年創業で、阪神大震災でも奇跡的に残った。
すごい外観
以前は暖簾もボロボロだったようだw
「わび」「さび」と言うよりも、「枯れる」「朽ち果てる」寸前といった風情。
昨年12月放送のテレビ東京系「日曜ビッグバラエティ・客のいない店2」で
スギちゃんが訪問している。
店内は、中央に4人卓x1、端に2人卓x2。ご主人ひとりのまかない。
ネットでの情報によると、お品書きの文字は、50年前に提灯に文字を書く職人さんが書いたそうで、値段もほとんど上がっていないみたい。
出前用の岡持ちがたくさんある
こういうの、初めて見た。
東京だと出前用のお盆だよね。下
は、北千住(日ノ出町)の【越後屋】さんのもの。
いただいたのは『しのだそば』\360。
「しのだ」は「きつね」ね。「しのだ」は、狐の化身の「
葛の葉姫」の伝説が古くから伝えられる「信太の森」(和泉国、現大阪府和泉市所在の信太森葛葉稲荷神社)と『きつねうどん』をひっかけた洒落である。「しのだ」は「信田」「篠田」「志乃田」などと書かれることが多いそうだ。
そばは立ち食いそば屋の茹で麺のようなゴムみたいな食感で好みの味わいでもないが、つゆが結構甘めで優しい味わいでなかなかよろしい。つゆが油揚げからじゅわっと染み出すのがなんとも心地良い。この店でこの味わい、いいなぁ
とても満足
ごちそうさまでした~
※ 兵庫県のおそば屋さん巡りの履歴は
こちら。
あっ、『しのだうどん』は聞いたことがあっても、『しのだそば』は聞いたことはほとんどないよね?
私のそば食べ歩きのテーマのひとつである「うどん料理のそばバージョン」とも言えよう。
※ うどん料理のそばバージョンのまとめページは
こちら。
※ 2022年初夏頃閉店