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 思春期の君たちへ 

 思春期の君たちへ 

親業を学ぶ


私は、「親業」についても学び始めました。

そして、『親業』の講演会に行きました。

講師は、親業訓練協会シニアインストラクターの山崎さち子先生です。


親業というのは、トマス・ゴードン博士という人が考えた

「親としての役割を効果的に果たすための訓練」のことです。



この訓練法について書かれた本が日本に渡ってきたのは30年程前。

それを翻訳されたのが、近藤千恵先生(親業訓練協会理事長)なのですが、

その方と親業訓練協会発足当時から、一緒に活動されてきたのが、

山崎さち子先生です。

先生のお話しを、ここで少し紹介させて頂きますね。


学校の先生等がよくいう言葉の中に、

「子どもの話を聞いてあげて」というのが多くあり、

山崎先生もそうしようと頑張ったそうです。

ところが、話を聞こうと頑張れば頑張るほど、

子どもとの距離を感じるようになったそうです。

話を聞こうとすればするほど、子どもの心が閉じていくというか、

なんというか、薄ら寂しいものを感じたと言います。


友人から「親業」を紹介され、講座に参加された時に、

カミナリに打たれたようなショックを受けたと言います。

『良かれと思ってやってきたことが、実は間違いだった!!』



親の役割とは何か?

辛い思い、失敗をしないように守ってあげること?

いいえ、親の役割とは、


『子どもが一人の人間として、自分で考え、自分で行動し、自分で責任を取り、

 自分の能力を存分に発揮し、周りの人の気持ちを思いやり、

 調和することが出来る。

 つまり「自立」した人間に育ててあげること』 です。



親は子どもに幸せになって欲しいと思っている。

幸せになって欲しいからこそ、教えてあげたいことがある。

だから一生懸命にそれを伝えるのに、子どもは全然わかってくれない。

あるいは聞く耳を持たない。

子どもの方はどうでしょう・・

親は何にもわかってない、この親に何を言っても無駄だ、

あの親が「A」をしろというから、「A」はするのはやめよう。


愛情を愛情として受け止めてもらえない・・

そうなるとそれは、もう、愛情ではなくなってしまう・・・

哀しいですね・・・


愛情を愛情として受け止めてもらいましょうよ、

それが、親業の「三つの柱」です。

1.聞く (能動的な聞き方)
2.話す (わたしメッセージ)
3.話し合う (勝負なし法)

その効果的な方法を学ぶのが親業です。

講演会で、先生が、

「品川の高校生の通り魔殺人事件」について触れました。

その高校生は、加害者でありながら、こう叫んでいたそうです。

『助けて!』

こんなせつない、哀しい事件は、もう起こって欲しくない・・・

そんな思いが、今や切実になってきているとおっしゃっていました。


親業の本は、分厚い本で、しかも、小さな字で埋め尽くされています。

最後まで読み、それを理解するのは大変な作業なので、

もしご興味のある方は、この後のページで、

私の頭でも理解出来るようにわかりやすく、短くまとめておきますので、

よかったら読んでみて下さい。
















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