90歳のプリンス。これからもお元気で!
今日は、フィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh)の90歳の誕生日だ。日本の方には分かりにくいかも知れませんが、エリザベス女王の夫であるフィリップ殿下の地位はプリンスなんですよ。年は関係ないのです。それはさておき、フィリップ殿下は、本当にお元気だ。ギリシャ王子の子として生まれ、長い海軍生活で活躍、第2次世界大戦でも従軍し、1947年にエイリザベス2世と結婚。来年は、エリザベス女王の王位即位60周年記念の年だが、彼らにとっては結婚65周年の年でもある。フィリップ殿下は、毒舌と失言で世界的に有名な人だ。パプアニューギニア探検から戻った学生に、「食べられなくてよかったね」と言ったり、イベントにマドンナが出演しているが、と言われ、「耳栓がいるよね」と言ったり、中国にいる英国人留学生に、「あんまり長くいると、目が細くなるよ」と言ったり、故障した機材を見て、「これはインド人が作ったんだろうな」と言ったり、彼としては、ジョークのつもりなのだろうが、時に、物議を醸すことも度々だ。ただ、これって、結構、イギリス人のジョークとしては、典型的とも言える気もするのです。昨日BBCの1時間特番を観たが、インタビューでも、かなり奔放にお話になっていて、本当に愛すべき人だな、という印象を受けた。しかし、女王である妻に60年以上も仕えるというのは、どういう心境がするものであろうか。きっと誰にも言えない苦悩などもあったのだろうが、我々が目にするフィリップ殿下は、常に甲斐甲斐しく寄り添い、女王の威厳を傷つけないようにしつつ、自らの役割をしっかりと果たしてこられたように思う。彼は、「自分は、役割は果たせたと思う。そろそろ、公務を減らして、自分のための時間も過ごしたい」とも仰っていた。「普通のおじいさん」に戻ってみたいということだろうか。それもよかろう。可愛いひ孫と遊べるまで、お元気でいらっしゃればと思う。いや、意外にこの方なら、ひ孫の恋人に際どいジョークを言っていそうな気もする。お読み頂き有難うございます。以下は、ブログランキングです。 "励み"にしておりますので、よろしければクリックをお願いします! にほんブログ