清々しいシリンホトの風が・・・・
今日は”清々しいシリンホトの風が・・・・・・”です。大板郊外即墨日記 今日もちょっとばっか内モンゴル日記フフホト駅でシリンホト行のチケットを購入した。代金は2等寝台の下で88元。が、しかし、チケットには「呼和浩特ーサングンダライ(桑根達来)」とあった。改めて「行く先が違うがこれで錫林浩特」へ行けるかと尋ねると「大丈夫」との答え・・・一抹の不安を抱えながらもその晩、列車に乗った日付は5月5日。時刻は午後7字55分乗った車両は7号車、寝台車の18番上なんだか目出度いような数字が並んだチケットで有った。 出発の20分前には早々に乗り込んだが一旦自分の指定席に荷物を置き外に出て係りの車掌にチケットを見せて寝台の下のベッドは空きがないか尋ねると「メイヨウ」と・・しかし、プラットフォームを散歩して発車5分前に今一度尋ねてみた。「私の席の隣の下は誰もいないが・・ 本当に何とかならないか・・」すると「解った。じゃ隣の寝台の下を 使ってください。ただ座席のカードは 有りません。でも、大丈夫。」「じゃ、隣の席の左か右か・・」「左です。」 「有難う」と座席変更が決定。早速移動した。席替え直後から買い込んだビールを飲み始めるとまもなく対面に1人の客が来た。明らかにモンゴル族である。寡黙な彼にビールを勧めると飲みながらもボツボツと話をただ、私の中国語も充分ではないので話も通り一遍の話で終わりひたすら飲んで一眠りすると、列車は「商都」に到着。時刻は午前0時ごろだったか。何時も乗る通遼行きの夜行列車はここまで大体5時間掛るのに随分と早い。 5分ほどの停車時間の後出発。この辺りはもう草原の中かと思いながらまた一眠り。次のサングンダライでは目を覚まそうと思っていたが残念なことに寝過ごしてしまった。目が覚めたのは夜明け前、砂漠の中を長々と走っている途中だった。後で聞くとこの砂漠はサングンダライを出てまもなく始まりおよそ100キロの距離があるそうだ。そして止まったのがこの駅。「烏日図(ウリト)」聞いたこともない地名だがダライヌールからそう遠くないという。 ここも5分ほどの停車時間で出発最終目的地シリンホトに到着した。シリンホトが近づくにつれ、車窓からはなだらかな平原が見えるがまだ季節が早いのか、草原は赤い。今年は2~3週間春が遅いという。羊の姿も見えず、時々馬や牛が放牧されている姿が見える。定刻の7時45分を少し遅れてちょうど12時間の旅になった。フォームに降りると肌寒くも清々しい風が眠気を覚ましてくれた。10年ぶりのシリンホトである。バスタブでシャワーに打たれ続けたシリンホトである。星空を眺めながら涙したシリンホトで有る。 新築された駅舎をでると大勢客の中から私を見つけ出した我が友たちが手を振りながらやってきた。無料のインターネットテレビを発見した。中国ドラマがありますぞ。今まで全く気づかなかったが、勉強にはなるかも・・GYAOALA中国さんよりリンクの申し入れがありましたので快くお受けいたしました。ご覧になってください。「某国ハマリ度解析機」